永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ひとり飯のススメ。18

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昨日のブログで、女房が実家へ帰ったと書いた。念のために言っておくが、愛想を尽かせて家を出ていったわけではない。まぁ、いつ蒸発されてもおかしくはない状況ではあるが。

夕方くらいに女房から、「ご飯を食べてから帰ります」とLINEで連絡が入った。ってことは、今夜もひとり飯である。こうなりゃ「ひとり飯」シリーズとしてブログに書こうかと。

普段あまり足を運ばない店へ行こうと思い、真っ先に頭に浮かんだのが『徳川町 如水 西春店』だった。ここはいつも行列ができていて、待たなければ食べられないため、時間のあるときでないと行かないのだ。

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幸いなことに、紙媒体の記事は夕方に書き終えたので、どれだけ並ぼうが平気。ってことで、車を走らせた。

雨が土砂降りだというのに、店内の待合いスペースには10人ほどが待っていた。昨日の『うま屋』と同様に家族連れとカップルだらけ。味を堪能するにはひとりに限るんだけどなぁ。

10分ほどでカウンター席に案内された。注音したのは、名物の「塩全部のせ」(1000円)。いつも私は醤油を注文するが、たまにはね。

まずはスープをひと口。うん、とても深みがある。無化調ゆえにスッと身体に染み込んでいく。あ、たしか20年ほど前に『おとなの週末』で東区の本店を取材したことがあったな。

当時、無化調のラーメンは珍しかったと思う。取材時に初めて食べたとき、かなりの衝撃を受けた。浮き沈みが激しいラーメンの世界で20年経った今でも人気が衰えていないのがスゴイ。

ストレートの細麺もスープとベストマッチ。チャーシューや煮玉子も美味しかった。何というか、ジャンクではなく洗練されている。女性客が多いのもそのためだろう。

ご馳走様でした♪