永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

私でなければならない仕事。

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今日、午後からは思いっきり仕事をサボった。

昼は単行本の原稿完成を祝して、高校時代の同級生が営む『うなぎ 蓬春』にて、一人打ち上げ。

あまりの美味しさに心も身体も満たされすぎてしまったのだ。

昼寝をしたり、Amazonプライムを見たりと、ゴロゴロと過ごした。

ここ1ヶ月間、いや、2ヶ月間、単行本の仕事をやり遂げるため、レギュラー以外の仕事をすべて断ってきた。

この選択が正しいのか、間違っているのか、ずっと迷い、不安を感じながら原稿を書いていた。

しかし、原稿を書き終えた今、これで善かったのだと確信している。

なぜなら、断ってきた仕事を今一度、客観的に見ることができたからだ。

その仕事は、私でなければならないのか、ということ。

オファーをいただいたとき、

「今、単行本の仕事をしていて、どうしても時間がとれないんです」

と、私が言うと、

「わかりました。終わるのを待っていますから、連絡をください」

と、おっしゃってくださった方もいた。

その反面、悲しくて辛い思いもした。

私でなくてもよかったのだ。

それを追いかけても仕方があるまい。

これからは、私でなければならない仕事しかしない。

そう、心に決めた。