永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ライティング。

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今日は、名古屋駅の駅ビル内にある鳥料理店でセットメニューやコース料理の集合写真撮影。

単品のメニューを撮影する場合、セッティングした照明のベストポジションに置くだけ。流れ作業的に撮影することができるが、セットやコースになるとそうはいかない。

料理が美味しそうに見えるアングルや構図を作り、かつ、縦横比3:2の四角形の中にバランスよく収めねばならない。もちろん、ライティングも変わる。

料理の並べ方やライティングなどはすべて自己流。並べ方は基本的に小さい器が手前。奥へ行くにしたがって大きくて背の高い器を並べていく。それは数をこなしていけば何とかなる。

何ともならないのは、ライティング。私はアシスタント経験がないので、ライティングのラの字も知らなかった。フリーになったばかりの頃は、料理に限らず、人物も見様見真似で照明機材を組んで撮影してきた。

ネットで見た照明の組み方を参考にして、現場ごとに少しずつライティングを変えながら撮影して、今に至っている。今がベストというわけではない。ベターと言ったところか。なぜなら、ライティングには正解がないからだ。

先日、写専同期の丸山を助っ人に会員制リゾートホテルの料理写真を撮影した。トップの写真がそれである。ライティングについては、私は大まかに指示を出すだけ。ほとんど丸山が照明を組んだ。さすがに何年もアシスタントとして働いていただけに、むちゃくちゃ詳しい。

今日の撮影では、現場が広かったこともあって、丸山が設営したライティングを参考にした。結果、とてもキレイに撮ることができた。やはり、他のカメラマンと組んで仕事をすると刺激が与えられる。11月もまた撮影が入りそうなので、また多くのことを学ばせてもらおう。