永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ネスカフェ。

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女房とのLINEは、絵文字やスタンプはおろか、「!」や「♪」、「♡」などの記号すら使わない。あ、「?」は使うかも。女房が、ね。

「今夜は家で夕飯を食べますか?」って。で、私はひと言、「はい」みたいな。

LINEでのやりとりは極めて事務的。まぁ、結婚して25年以上も経てばこんなもんだろう。よその家は知らんけど。

先週の土曜日のこと。女房は18時まで(月〜金は19時まで)仕事で、土曜日の夕飯は外食へ行ったり、お弁当を買ってきたりすることが多い。この日は、次男のリクエストで『すき家』のテイクアウトになった。

で、女房からこんなLINEが届いた。

「すき家に行きます。あちらのメッセージにリクエストの返信をお願いしますネスカフェ」

「あちらのメッセージ」というのは、家族間のショートメールである。そこに買ってきてほしいものを書いてリクエストしてほしいということ。いや、それはどうでもよい。

「お願いしますネスカフェ」って、何だ!?

ネスカフェ。ネスカフェ。ネスカフェ……。

「よっこいしょういち」とか、「許してちょんまげ」的な昭和の死語を使ったネタなのか!?それにしてはパンチが弱い。私は、

「わかりましたネスカフェ」と、返信しておいた。

それを見た女房は、「どうしてネスカフェ!?」と思ったらしい。そして、自分が送ったメッセージを見て気がつき、一人、車の中で大爆笑していたという。

どうやら、「お願いします」と入力して、その後に「ね」を打とうとしたら、予測変換で出てきた「ネスカフェ」に気づかずにそのまま送ったようだ。

以来、私と女房がLINEで連絡を取り合うときは、語尾に「ネスカフェ」が付くようになった。まぁ、どうでもいい話だけど。