永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

天使。

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撮影ウィーク、千秋楽。いやー、さすがに疲れた。

昨夜も疲れすぎたのか、食欲すらなく、夕飯はホテル近くの『丸亀製麺』で済ませた。千秋楽の今日は、現場から宿泊先へ向かう途中に看板を見て一目惚れした静岡県湖西市『炭焼うなぎ 五條』へ行こうと丸山と決めていた。

で、注文したのは、看板に出ていた「きんし丼」。だし巻き卵とうなぎの蒲焼き(半身)がどどーんとのっていて、このビジュアルにヤラれたのだ。

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↑どうよ、これ(笑)。うなぎはとろけるようにやわらかい。蒸しているのかと思いきや、女将さんに尋ねると、蒸していないという。まだまだ隠れた名店は沢山あるのだ。この店を取材したくなった。

不思議なことに、「きんし丼」を食べた後は、少し元気になった。これが旨いもののパワーであることを今さらながら実感した。旨いものは力や元気をもらえるし、何よりも人生を豊かにする。それを伝えるのが、フードライター兼カメラマンとしての私の使命なのだ。

さて、今日11月18日は、長男24歳の誕生日。長男は、まさに私と女房のもとに舞い降りた天使だ。天使だった、ではなく、24歳となった今も天使。その場に居るだけで、パッと周りが明るくなる。これは努力して身につけたものではない。きっと、天性のものだと思う。

もう少し、親馬鹿話に付き合ってくれ(笑)。長男が生まれてくれたおかげで、私たちがどれだけ幸せだったのかわからない。あのときの、長男のあの表情や声、言葉。今も昨日のことのように覚えている。思い出すたびに微笑んでしまう。

来年はいよいよ社会に出る。どうか、自分の力を限定することなく、雄々しく人生を切り拓いてほしい。親として私が望むのはそれだけだ。

長男よ、誕生日おめでとう。そして、生まれてきてくれてありがとう。