永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

面倒くさいヤツ、再び。

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少し前にこのブログで、「面倒くさいヤツ」になってやる、と書いた。いや、もともとは、誰からも好かれる存在を目指していたんだけど、四半世紀生きてきて、それは無理だと悟ったのだ。

生きていれば、楽しいこともある反面、辛いこともある。これは勝手な想像だが、誰からも好かれる、いわゆる“イイ人”は、困難に直面したときに受け流すことができる人だと思っている。って、そんなヤツは本当にいるのか(笑)。

それとも、マイナスの感情を表にまったく出さない人か。いや、どんなに苦しくても心の奥底にしまい込んで、平静を装うことができるというのは、逆にどれだけ心に深い闇を持っているんだってぇの(笑)。

誰からも好かれる人、というのは、はたして実在するのだろうか。誰からも好かれるようにと努力している人はいるだろう。少し前の私であれば、そういう人をリスペクトしていたかもしれない。

「面倒くさいヤツ」宣言をしてから、まったく興味がなくなった。そもそも、人の評価なんてものは賛否が分かれて当然だし、アンチを気にしていたら何もできない。自分の人生を好き勝手に生きられないようでは、意味がない。

好き嫌いがハッキリしていたり、些細なことに引っかかったりする人は、総じて「面倒くさいヤツ」だと思う。言い方を変えれば、いや、カッコつけて言えば、こだわりを持って生きている人である。

何かにこだわり、それを貫き通すと、何かを失う。これは自然の摂理かもしれない。私の場合は、お金だったり、人だったり。こだわりを捨ててまで金儲けしようとは思わないし、不快な思いを押し殺してまで人と付き合う気もない。

面倒くさいヤツ、最高。そう、思わないか?