永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

原点。

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今日は、年内最後の撮影。これで仕事納めだったらどれだけラクか。明日からは原稿書きが待っている。

年明けが〆切の原稿は、4本。うち2本は3000字以上の長文原稿。明日から1日1本書いたとして、終わるのは28日。いやいや、1日1本はムリだ。年賀状も作らねばならないし、仕事場の大掃除もある。と、なると、いったい仕事納めはいつになるやら……。

今日は栄生駅近くで撮影だったので、終わってから中村公園の近くにある『太陽食堂』へ。ここは名古屋どころか日本でも数少ないチャーラーの専門店。これまで『SPA!』や『メシ通』で紹介させていただいた。

www.hotpepper.jp

実は、ブログの「チャーラーの旅。」やweb版『おとなの週末』で連載中の「ニッポン“チャーラー”の旅」は、ここへ食べに行ったのをきっかけに企画を考えたのである。いわば、チャーラーネタの原点なのだ。

今回、久しぶりにここのチャーラーを食べたのだが、中華そばも炒飯もより美味しくなっていた。とくにラーメンは、箸で麺を持ち上げたときにフワッと魚介の香りが鼻孔をくすぐる。スープをすすると、相変わらずホッとする味というか心が和む味。これっ、これなんだよなぁ。

炒飯とラーメンを交互に食すと、より旨くなる。これがチャーラーの醍醐味であることに気づかせてもらったのも、ここ『太陽食堂』なのである。

今日、気がついたのは、店主の前田さんの所作の美しさ。『太陽食堂』は全席カウンター席なので、前田さんの一挙手一投足が見えるのだ。タレの量を計ったり、麺を茹でたり、湯切りしたりする所作がとても絵になるのである。

圧巻は、やはり炒飯の調理。強火を操りながら一心に中華鍋を振る様は、炒飯フェチ(何だそれ・笑)にはたまらない。それをオカズにラーメンをすすっていると、ものの数分で炒飯が出来上がった。

来年もチャーラーの旅をとことん楽しもう。読者の皆様、応援よろしくお願いします。