永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

涙目の結婚記念日。

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先週水曜日・木曜日の「撮りまくりの旅」で撮影した1300枚以上の写真のセレクト、明るさや色合いの調整をした。PCの画面をジーッと見つめながらの作業なので、睡魔が襲ってくる。

「撮りまくりの旅」の疲れがいまだにとれないのである。一昨日と昨日は、QPコーワゴールドA錠+リポビタンAで何とか乗り越えたものの、もうドーピングには頼りたくはない。

そんなことを考えながら、何とか作業を終えて、そのままソファへダイブ。なんと、ものの数秒で熟睡。私ゃのび太か(笑)。

目が覚めたら、3時間が経っていた。もはや昼寝のレベルではなく、睡眠だ。まぁ、それだけ疲れていたのだろう。ぐっすりと寝たおかげで身体が軽くなった。

さて、実は今日、3月20日は、28回目の結婚記念日。おめでたい日なのに、女房は朝からブルー。あ、原因を作ったのは、私じゃないですよ。長男。これは長男がすべて悪い。

昨夜、私が寝る前にリビングを覗くと、長男がスマホで動画を見ながら黒糖焼酎を飲んでいた。どうも飲みすぎたらしく、朝に女房がリビングへ行くと、長男は服や床に吐き散らかした中で寝ていたらしい。

私が起きてくる前に女房は長男を着替えさせて、汚物をすべてを片付けた。涙目になりながら。何という結婚記念日なんだ。あ、そういえば、過去に同じようなことがあったな。

あれは女房が22歳の誕生日のこと。尿道結石を患って入院していた私を女房、いや、当時は「彼女」だ。彼女は見舞ってくれた。しかも、電車とバスを乗り継いで。私は手術を終えたばかり。排尿を促すために点滴をしていて、トイレも自分では行けず、看護士さんから「尿瓶」を渡された。

彼女と話しているうちになぜか尿意を催してきた。布団の中でパジャマのズボンとパンツを下ろして尿瓶をあてがって用を足した。手術後だったこともあり、尿は血で真っ赤に染まっていた。

「ひぇぇぇーっ!」と悲鳴を上げる彼女。私は尿瓶を彼女に手渡して洗ってもらった。何という誕生日なんだ。まさか、それから30年後、それも結婚記念日に自分の息子の吐瀉物を片付けるとは思わなかっただろう。

ブルーになっている女房を外食に誘い、夕食はあんかけスパを食べに行った。え?もっとイイものをご馳走してやれって?それはまたあらためて。