永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

彦根。

私がリラックスできるのは、仕事場のソファーともう一つ、車の中。

好きな曲を流しながらハンドルを握っているだけで気分転換になる。ときには嫌なことを思い出すこともあるけど、それは仕方がない。

そもそも、人生に100点満点はあり得ない。楽しいこともあれば辛いこともある。それを引っ括めて人生なのだ。

それはちょうど車の運転と同じで、信号のない直線道路を軽快にドライブすることもあれば、曲がりくねった山道や舗装されていない悪路を進むこともある。

不幸49%に対して幸福51%。1%でも多ければ、その人生は幸せだったのだと思う。

そんなことを考えながら、車を走らせた。国道22号線、通称“名岐バイパス”を一宮から岐阜へ。国道21号線に突き当たったところを大垣方面へ向かってしばらく走っていると、福井県方面か滋賀県方面に分かれる道に出る。

滋賀県の彦根には仕事で何度も訪れているが、彦根城には1度も行っていない。ということで、今回は目的地を彦根城と決めた。

自宅を出発してから約2時間半強で彦根城へ到着。入城料を支払って、天守をめざして坂道を上っていく。運動不足のおっさんにはキツイが、香川・金刀比羅宮よりは数十倍マシ。そう自分に言い聞かせながらひたすら上った。

10分か15分くらいで天守に到着。美しい、と思った。岐阜県を走っていたときはカラッと晴れていたのに、滋賀県に入ったら雲が出てきて、写真のような空になってしまった。でも、私は雲の多い晴れが日本らしくて好き。この空と彦根城の組み合わせも悪くない。

1時間くらいかけていろんな角度から彦根城を撮影した。幸いにもこの日はそれほど暑くはなかった。湿度も高くはなく、時折吹く風がとても心地よかった。

駐車場に止めた車に戻り、時計を見ると13時を過ぎていた。さすがにお腹が空いたので、近くでチャーラーを食べようと思い、スマホで検索。良さげな店があったので、そこで昼食を摂ることに。

食後は彦根駅前の商店街をブラブラしながら写真を撮った。↓以下がその1部。

彦根は実にフォトジェニックな街だった。また行きたい。あ、写真はすべてILCE-7C + SEL35F28Z。最近はこの組み合わせがお気に入り。