永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

中華そば 高松。

今日は、某会報誌の取材と撮影。むちゃくちゃ久しぶりに東区泉の『中華そば 高松』へ。2010年頃に『おとなの週末』の取材でお世話になったことがあった。もう10年以上前になるのにしっかりと覚えてくださっていたのがありがたい。

写真は今や全国区の「台湾まぜそば」。発祥は『麺屋 はなび』であることは周知の事実だが、ここの「台湾まぜそば」はさっぱりとした塩味。タレには魚介の旨みを凝縮してあり、辛さにの中に上品さを感じる。

最大の特徴は、写真左上に写る追い飯。ご飯の上にカレーがかかっているのだ。これが台湾ミンチやニラ、ネギと混ざると……。あー、もう考えただけでまた食べたくなる!

さて、店主の杉浦さんは、大のラーメンマニア。もともと別の仕事をしていたのだが、通っていた店でアルバイトをしたのをきっかけにラーメン屋を志したという。

研究熱心な方で、まとまった休みになると決まって県外へラーメンを食べに行く。

「趣味なんですよ」と杉浦さんは言うが、食べ歩いた地のラーメンにインスパイアされて期間限定メニューに採り入れることもある。

オープンしてもうすぐ15年。入れ替わりの激しいラーメンの世界で生き残っているのは、そんな弛まぬ努力があってこそ。

私はというと、27年も今の仕事をしているが、完全に運(笑)。少しは杉浦さんを見習わねば。