永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

下調べ。

今週は後半に取材と撮影が入っているくらいで、今日はのんびりと過ごしている。午前中は美容院へ毛染めとカットに行き、午後からは週明けに取材する資料を熟読。

読みながら記事になりそうな箇所に付箋を貼っていくというむちゃくちゃ地味な作業(笑)。でも、これが取材の鍵を握るのである。専門外のジャンルにおいては、とくに。そう、週明けの取材とは、昨日のブログにも書いた週刊誌の仕事である。

取材の現場で絶対にやってはならないのは、知ったかぶりすること。その場をやり過ごして、後でネットで調べればいいや……というのが、いちばんダメ。

そもそもネットの記事が正しいとは限らないので、取材相手が発したコトバを理解した上で文章にするのがいちばん読者に伝わるのである。だから、取材中にわからないことがあれば遠慮なく尋ねる。理解するまで尋ねる。

駆け出しの頃、当時勤めていた編集プロダクションの社長が

「取材はとにかく何でも根掘り葉掘り聞くことだよ」とアドバイスをしてくれたことがあった。今、仮に私が新人のライターに取材のコツを聞かれたら、そう答えるだろう。社長、その節はお世話になりました。

取材前の下調べは、根掘り葉掘り聞くための材料を探す作業である。明日には全部読み終える予定。