今朝、次男を見送った。
東京行きの新幹線がホームに到着する直前、
私は次男を強く抱きしめた。
腕や胸から伝わってくる温もりは、
幼い頃とまったく変わらなかった。
次男は何度も「ありがとう」と言った。
お礼を言いたいのは私の方だ。
「生まれてくれてありがとう」と、
言おうとしたが言葉が出ない。
「楽しんでこい!」と送り出した。
新幹線の扉が開き、颯爽と乗り込む次男。
あの日、あの時の思い出が駆け巡った。
本当に大きくなったなー。
新幹線が名古屋駅を出発した。
窓越しに手を振る次男に
私も両手で大きく手を降った。
新幹線が見えなくなると、
全身から力が抜けて、
ホームにしゃがみ込みそうになった。
寂しさや懐かしさ、喜びが入り交じり、
なぜか、涙が止まらない。
今日は仕事にならなかった。
でも、明日から頑張らなくちゃ。
私も人生をとことん楽しむのだ。