永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

プロフィールにカネのことを書くセンス。

人が必死こいて原稿を書いているというのに、セールスの電話。「奥様はいらっしゃいますでしょうか?」と言うので、「独身ですけど」と言ってやった。

ちなみに家の外壁塗装やリフォームのセールスの場合、「ここ、マンションですけど」とか「築130年ですけど」と言うことにしている。

まぁ、だいたいは相手が名乗った瞬間に「結構です」と言ってガチャ切りするんだけど。

面倒くさいのは、twitterのDMだ。私をフォローしてくれた自称コンサルがDMを送ってきた。何でも、フリーランスを対象にリサーチをしているそうで、私がカメラマン、ライターとして仕事をして何年になるかと尋ねられた。

そんなことは私のHPやブログを見ればわかるだろ!と思ったが、フォロワーでもあるので邪険にもできず、「28年です」とだけ答えておいた。すると今度は

「今年からインボイス制度が始まりますが、確定申告等は大丈夫そうでしょうか?」との質問。いよいよ面倒くさくなってきたので、

「問題ありません。問題があったとしても、そもそもSNSつながりでどうこうしようとは1ミリも思っていません。お役に立てずすみません」と返した。

っていうか、お前誰だよ!と思って、プロフィールを確認したら、フォローを外されていた。おととい来やがれってんだ!

ちなみにそいつのプロフィールには「資産1000万円達成」とある。さぞかし金儲けが上手いんだろう。でも、プロフィールに資産を公開してしまうそのセンスはまったく理解できない。

それは「売上7ケタ達成!」とか売上を公開している自称ライターも同様だ。彼らはどれだけ稼ぐかでマウントが取れると思っているのだろうか。それこそ、1ミリもスゴイと思わないし、憧れたりもしない。

また、売上公開自称ライターの中でこれまで自分が書いたものを公開しているのを見たことがない。モノを創る者は、創ったモノで評価されるのだ。だから、仮に私が編集者やクライアントの立場なら絶対に使わない。

twitterで同業者からのフォローは基本的にフォローバックしているが、売上公開自称ライターや撮影講座もやっているような自称カメラマンはしない。彼らから学ぶものはないし、そもそも向いている方向が違うから。

いや、本当にカネを稼いでいることはそんなにも偉いことなのか。私にはさっぱりわからない。