永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

日常には幸せが溢れている。

土曜日、仕事場に籠もって原稿を書いているとき、決まってお気に入りの喫茶店で昼食を摂る。それが私のルーティン。

今日、ふと思ったのは、それって実はとても幸せなことではないのかということ。喫茶店のランチなのでコーヒーが付いて900円。決して高価なものではないけど、土曜日の昼下がりにお気に入りの店で過ごす時間があるということに幸せを感じたのだ。

そりゃ1人何万円もする高級レストランでシャンパンでも飲みながらランチをするのも幸せには違いない。

幸せに大小なんてないと思っているけど、種類が違うというのかな。前者は日常で、後者は非日常の幸せだと思う。

日常の中の幸せは沢山ある。例えば、私は毎日朝食を作る。もちろん、女房の分も。上手にコーヒーを淹れることができたら幸せを感じるし、スクランブルエッグのとろみ加減が絶妙でも幸せを実感する。

あ、今朝はゆで卵を作ったんだけど、↑写真の通り、黄身の半熟加減がベストな状態に仕上がった。ちなみに沸騰したお湯に卵を入れて8分が目安ね。

卵トーストを作るときは固茹でにしなければならないから、茹で時間は11分〜12分。それを8分にしたらどうなるかと思ってやってみたら見事に成功したのだ。これもまた幸せを感じる。っていうか、幸せを感じたいから毎朝作っているのかもしれない。

食べるものを作る幸せはまだ他にもある。「日清焼そば」(袋麺)の麺のかたさを完璧に仕上げるとか(笑)。ちなみにパッケージにはお湯220mlとあるけど、これだとヤワヤワになるからね。

私にとって日常の幸せというのは料理だったり、お気に入りの場所で過ごす時間だったりするが、人によってさまざまだと思う。

大切なのは、日常に溢れている幸せを見つけることができるか否か。それが心を豊かにするか貧しくするかの分かれ道なのである。