永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

地域活性化。

私がフリーランスになったのが1995年。2015年くらいまで売り上げの大半は紙媒体の取材と撮影だった。写真撮影やコピーの制作など広告の仕事はごくわずかで、私自身も積極的ではなかった。

出版社へ営業に行くと、どの編集者も必ず会ってくれた。それだけ名古屋の情報を求めていたのだ。

「少しでも名古屋の情報が載っていると、名古屋エリアでの売り上げが伸びる」と言われたこともあった。

しかし、今は名古屋というか、東京以外の地方へ目を向ける余裕が編集者にはないように思える。あ、たしかに昔はよかったという気持ちはあるけど、今回のブログで伝えたいのは、そういうことではない。

現時点でメディアと広告の売り上げの比率は半々。名古屋を拠点にしている限り、これから先、メディアの仕事はどんどん減っていくだろう。もちろん、そうならないように企画を提案するなど努力はする。

そう考えると、メディアの仕事は、私自身の広告と捉えた方がよいかもしれない。実際、私の記事を見たというメールも数多く届く。ほとんどがPR会社でクライアントの商品を記事にしてほしいという依頼ばかりなのでスルーしているけど。

これから私が挑戦してみたいのは、食による地域活性化のお手伝い。これまで「一宮モーニング」「幸田消防カレー」「土岐のじねんじょ食堂」などをお手伝いさせていただいたが、もっと本格的に。

実は法人化した理由もそこにある。地方で暮らし、何かを生産する人たちのコトバをつむぎ、伝えていくのが株式会社つむぐの使命であると考えているのだ。

昨日、地域活性化を手がける大企業にメールを送った。読んでもらえるかどうかはわからないけど、行動に移さなければチャンスは生まれない。私なんぞに講談社や光文社の雑誌の仕事ができたのも、すべて行動したからにほかならない。

私は絶対に諦めない。

 

※写真は今朝作った家モーニング。スクランブルエッグの食感がフワフワ&トロトロで完璧♪