永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

やらず嫌い。

今日は思っていたよりも早く原稿を書き終えたので、年金事務所で社会保険の手続きをすることができた。会社設立もこれでようやく一段落、かな。あ、自分の給料の口座振替の手続をしなきゃ。

さて、夕方からは知り合いの飲食店オーナーから「プレゼン用の資料を作ってほしい」と頼まれたので、会いに行ってきた。

何でも、飲食とは別の事業に挑戦するそうで、クライアント向けにプレゼンをする必要があるらしい。

プレゼンの中身を一つ一つ聞くよりも、私をクライアントに見立てて、実際にプレゼンをしてもらった方が話の流れも掴みやすい。プレゼンの様子を録画して、それを見ながら資料を作ればよいのだ。これなら、音声データの文字起こしよりも簡単だ。

と、いうわけで、株式会社つむぐでは、こういった企業案件のオファーもお待ちしております。

オーナーは、YouTubeやTikTokの動画も撮っていて、編集もすべて自身で行っているという。私にも動画撮影を勧めるのだが、動画はやらず嫌いなのだ。

なぜなら、カメラを手にしてから40年が経つが、ずっと、動かないし、ものも言わないたった1枚の写真で伝えることをめざしてきたし、それが私にしかできない表現方法だと思っていた。

動画となると、動くし音声も入る。その上、テロップまで載せることができる。情報が多すぎるのである。もちろん、編集の技術も必要だ。

やってやれないことはないだろうが、私自身の生き方を変えなければならない。いや、決してそれは大げさな話ではなく、それくらいの覚悟が必要なのだ。

その反面、会社にした以上は、職人のように好きか嫌いかで物事を決めるのではなく、利益や将来性も考慮した上で決断するべきであることもわかっている。だから、動画撮影からは逃げられないのだ。

でも……。もう、ずっとその堂々巡り。誰か背中を推してくれないかなぁ。