今日から京都・福知山へ出張。少し早く着いたので、事前に調べておいた汁なし担々麺の専門店で昼食を摂ることにした。
その店は京都府福知山市夜久野町にある『汁なし担々麺 とがし』。
専門店だけに13種類もの汁なし担々麺を用意していて、私が注文したのは、辛さと痺れが控えめの「しろごま」(820円)に温泉玉子とご飯(並)が付く「Aセット」(240円)をプラス。
トップ画像が注文した汁なし担々麺「しろごま」だが、ご覧の通り、細麺で肉味噌はのっていない。このタイプの汁なし担々麺は、広島で見たことがある。
広島も名古屋と同様に汁なし担々麺の店が多い。以前から私は名古屋と広島は似ていると思っていた。地場産業の頂点に自動車メーカーがあり、下請け、孫請けの企業が軒を連ねていたり、プロ野球やJリーグのチームもある。
名古屋と広島は、何も東京や大阪へ出なくても、すべて完結できるのである。まぁ、それはいいとして、汁なし担々麺は名古屋と広島ではかなり違う。
名古屋の汁なし担々麺は、ゴマの濃厚な味と香りが前面にくる。ゴマの風味とラー油の辛み、花椒の痺れのバランスを味わうのである。濃厚な芝麻醤(ゴマだれ)に負けないように、麺は平打ちか太麺を使用しているのも特徴だ。
一方、広島の汁なし担々麺は、ゴマの風味やラー油の辛みよりも花椒の痺れが強いのが印象的。ゆえに広島の人が名古屋の汁なし担々麺を食べても物足りないかもしれない。
おっと、『とがし』の「しろごま」に話を戻そう。やはり、これも花椒の痺れがハンパない。辛くはないのだが、あとからじんわりと額に汗をかく感じ。これはこれで悪くない。ただ、ご飯との相性は名古屋の方が合うと思った。私が食べ慣れているからかもしれないが。
やはり肉味噌がのっていないのが少し寂しい。肉の旨味と豆鼓のコクが加われば、もっと美味しくなると思うんだけどなぁ。
いつか広島と名古屋の汁なし担々麺対決をメディアでやってみたい。『おとなの週末』でやりたいなぁ。編集部の皆様、やりましょう!ナガヤ、いつでも動きます!