
Nikon Zfを買った。発表されてからずっと欲しいと思っていたが、仕事で使っているのはソニーだし、必要がないといえば必要がなかった。
しかし、このデザインはフィルム時代からカメラを触っているわれわれ世代にとっては反則だ。私はキヤノンだったが、F-1やNew F-1、EOS-1、EOS-1n,EOS-1vとフラッグシップ機を使っていた。
ニコンユーザーはF3やF4などをメインにフルマニュアルのFM2を使っていたっけ。ボディもレンズもキヤノンよりニコンの方が作りがしっかりとしていたので、羨ましく思っていた。が、機材を丸ごと替えるわけにもいかず、キヤノンを使い続けた。

Zfのデザインは、FM2にインスパイアされたそうで、操作はダイヤルで行う。このギミックがフィルム世代のおっさんにはたまらないのだ。
ニクイのはZfに合わせてデザインされたレンズ。昔、カメラは標準レンズの50mmをセットにして売られていた。今でいうキットレンズのことだ。今はキットレンズといえばズームレンズだが、Zfは40mmの単焦点。
50mmよりもやや広角なのは、今の人々がスマホの画角(30mmくらい?)に慣れ親しんでいるためだろう。私自身、40mmという画角はあまり馴染みがないが、これを機にいろいろ撮ってみようと思う。

いやー、やっぱりカッコイイ。写真には映っていないが、ストラップはDOMKE(ドンケ)のシンプルなベージュ色のストラップを付けた。とくに理由はなく、たまたま自宅の機材置き場にあったからだ。標準ストラップや幅広のニコンのロゴが入ったストラップは何だかなぁって。
レンズフードは、なぜかニコン純正の金属フード、HN-3を持っていたのでそれを付けた。これもまたよく似合う。
アクセサリーとして購入したのは、背面モニターの保護フィルムとmicro SDカード、そして、アルカスイス互換のプレート。グリップを付けることも考えたが、このデザインのまま使いたかったのでプレートのみにした。下部のキズ防止にもなるしね。

あと、これも。Megadap ETZ21 Proというマウントアダプターだ。ソニーのレンズをニコンのボディに付くだけではなく、AFも絞りのコントロールもすべてできるスグレモノだ。
私が所有するソニーのレンズ、SEL50F14GM、SEL2470GM2、SEL70200G2、SEL2470Z、SEL1635Z、SEL35F28Z、SEL2860はすべて問題なく使うことができた。また、TAMRONの28-200(A071)と35-150(A058)も同様だった。これでZfを仕事で使うこともできる。
仕事で使っているSONY α7IVの発売は、2021年12月。一方、Nikon Zfは2023年10月。約2年の開きがあるが、AFのスピードなど体感的にはほぼ変わらない。最新のミラーレスにはAIが搭載されているが、普通に写真を撮るだけならばα7IVもZfも機能的には十分。いずれも末永く、大切に使っていこうと思う。