一般回線、いわゆる“イエデン”にはセールスくらいしかかかってこなくなった。とはいえ、会社の回線にしていることもあって、解約もできない。まぁ、仕事の電話もスマホかメールなので、解約しても何ら問題はないと思うのだが。
同じように、最近では電話番号を非公表にしている飲食店も多い。予約は専用サイトで連絡などは公式SNSで、というわけだ。
ところが、電話番号がわからないと取材の申し込みにとても苦労する。公式SNSも営業日の告知くらいしか使っていないような店は、DMもこまめにチェックしないことも多い。
また、老舗でネットをあまり見ない高齢のご夫婦が営んでいる店も電話をしてもセールスだと思われて話を聞いてもらえず、取材を断られることも少なくはない。
そこで考えたのは、「ハガキ」というアナログな方法。封書の場合、知らない差出人から届くと開封せずにそのまま捨てられることも考えられるため、受け取ったその場で内容が伝わるハガキが効果的なのである。
以下は実際に投函したハガキの文面である。
『✕✕✕』取材協力のお願い
突然のお便り、お許しください。
私は◯◯◯(出版社名)発行の『✕✕✕(媒体名)』の取材・撮影をしております、株式会社つむぐの永谷(ナガヤ)と申します。
『✕✕✕✕』は、●●●に詳しい審査員が実際に足を運んで食べた中から本当に美味しかった店を紹介するというコンセプトで、これまで2022年、2024年と2回発行いたしました。
「△△△」様(取材先)は、審査員の1人で●●●評論家の□□□さんに推薦していただきました。
そこで実際にお店へ伺って写真撮影やインタビューをさせていただきたいと思っています。
これは広告ではなく取材ですので、取材や撮影、掲載にかかる費用はいっさい不要です。
取材をお受けいただけるのであれば、下記の私の携帯電話かメールへご連絡をいただけると幸甚です。
ご検討のほど何卒よろしくお願いいたします。
株式会社つむぐ 代表/永谷正樹
住所 携帯電話番号 メールアドレス
4軒の店にハガキを送ったところ、2軒から「取材OK」との連絡があり、1軒は老舗店で、ハガキが届いた頃にこちらから連絡すると、取材を受けてくれることになった。
事前のリサーチでは、この店はこれまでメディアに出ていないため取材NGを覚悟していた。取材にこぎ着けたのは、間違いなくハガキのおかげだと思っている。
文面を考えて、印刷して、切手を貼って、ポストへ投函する、と面倒くさいことは否めないが、今回ハガキという連絡方法をあらためて見直した。