
今日は三重県伊勢市へ。ついでに桑名市にある担々麺の専門店『來庵(ライアン)』で昼食を摂ることに。
注文したのは、「汁なし担々麺」に日替わりの副菜とご飯が付く「麺ライスセット」。
「汁なし担々麺」は、辛さ控え目でクリーミー。まさに私好みの味。近くに来たらまた寄ろうと思った。
さて、伊勢市で取材したのは、昭和初期に開店した食堂。伊勢神宮からは少し距離があるため、観光客はほとんど来ず、地元の常連客が中心。中には親に連れてきてもらっていた子どもが大人になって、自分の子どもを連れてきたりと何代にもわたって通う客もいるという。
具体的に何を取材したのかをここで書くのは控えるが、結論から言うとすばらしい店だと思った。
世の中には1人何万円もする高級レストランもある。それらの店は、腹を満たすことのほか、その空間に居ることに価値がある。それはディズニーランドやUSJなどのテーマパークで遊んだり、お芝居を観劇したりと同列のように思える。ハレかケかというと、間違いなくハレだろう。
一方、今日取材した店は、日常生活の延長線上にある。例えば、まだ土曜日に学校や仕事があった頃、昼食はここで食べる、みたいな使われ方。特別な場所でもなんでもない。でも、旨い。
それは、以前にこのブログにも書いた「等身大の幸せ」を感じる店なのである。
今は丸亀製麺などのうどんチェーンや吉野家などの牛丼チェーンにその座を奪われてしまったが、昔はこういった店がたくさんあった。
私とほぼ同世代の店主は4代目で奥さんとともに店を切り盛りしている。「5代目は?」という問いに首を振った。子どもに同じ苦労はさせたくないという気持ちは痛いほどわかるけど、寂しい。