
amazonプライムで映画『おいしくて泣くとき』を観た。
主人公である15際の心也(長尾謙杜)は、幼い頃に母親を亡くし、安田顕が演じる父・耕平と2人暮らし。
耕平は「風間食堂」を営み、子ども向けのメニューが全部無料の子ども食堂も手掛けている。
心ない同級生たちは「偽善者の息子」と言って心也を虐め、心也は耕平に「子ども食堂をやめてほしい」と言うのだが……。
このとき、耕平が放ったひと言が私の心に突き刺さった。
「母ちゃんが言ってたんだけどさ、人の幸せってのは学歴や収入で決まるんじゃなくて、自分の意志で判断しながら生きてるかどうか。それに左右されるんだって」
自分の人生を親や家族、自分以外の誰かの意思に従って生きていたとするならば、それは奴隷ではないか。そんなの、まっぴら御免だ。
自分の意志を貫くには、それ相当のエネルギーが要るし、誰も助けてはくれない。大きなリスクを背負うことになる。でも、奴隷として生きるよりは100万倍マシである。
私は自分の意志で判断しながら生きていく。私の人生の監督、脚本、主演は私なのだ。