永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

チャーラーは、飽きない。

『おとなの週末web』で連載中の「ニッポン“チャーラー”の旅」が、この5月で丸5年を迎えた。

飽きっぽい私が、よくここまで続いたものだと思う。

5年経った今でも、チャーラーを食べに行くことにも、写真を撮ることにも、記事を書くことにもまったく飽きない。

記事が公開されるたびにサイト内ランキングへ入ることが多いのを見ると、チャーラーという組み合わせには、まだまだ多くの人を惹きつける魅力があるのだろう。

チャーハンとラーメンは中華料理の一つだが、「チャーラー」はもはや一つの料理ジャンルと言ってもいいのではないか、と本気で思っている(笑)。

最近はストックしていたネタも少なくなってきたので、今日は以前から気になっていた店へ足を運んだ。

トップの写真は、その店で撮影したチャーラーである。ただし、近いうちに『おとなの週末web』で記事にする予定なので、どの店か分からないようAIで加工してある。カメラマンとしてAI画像の使用はできるだけ避けたいところだが、今回はやむを得ない。

この店のラーメンは、丼いっぱいに広がるチャーシューと自家製の平打ち麺が特徴だ。

見た目は昔ながらの中華そばのようだが、食べてみると印象はまったく違う。しっかりと現代的なラーメンだった。

結論から言えば、私の口にはあまり合わなかった。

店内を見回すと、おそらく私が最年長。ほとんどが20代から30代のお客さんだった。ラーメンもチャーハンも塩味がかなり強く感じられた。私は、これにはちゃんと理由があると思っている。

ひと口目で強いインパクトを与える。その味の記憶が残るから、しばらくすると「また食べたい」と思う。しかも、この店は深夜0時まで営業している。

仕事帰りや遊びの帰りに店の前を通ると、その味を思い出して、つい立ち寄ってしまう。そんなふうに計算された味づくりなのではないか、と私は分析している。

一方、アラ還になった私は、ひと口目のインパクトよりも、食べ進めるうちに「うまいなぁ」と感じるラーメンの方が好きになってきた。

だから、この店のチャーラーは私の好みとは少し違っていた。

でも、それでいい。

自分の好みだけで店を選んでいたら、この連載は5年も続かなかっただろう。若い人に支持される一杯もあれば、私のような世代が好む一杯もある。

その幅広さこそが、チャーラーの面白さなのだ。

だから私は、これからも食べ歩く。好みかどうかではなく、記事にする価値があるか。

その視点だけは忘れずに、6年目もチャーラーを追いかけていきたい。