永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

肉。

先日参加した『おいしい映画祭2023』の大抽選会で当たったお肉が届いた。ステーキ用の養老ハーブ牛がどどーんと2枚。

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冷凍で届くと思いきや、チルドのクール便。賞味期限は13日(水)。明日から1泊2日間、浜名湖の会員制リゾートホテルで撮影。13日は福田ちづるさんと愉快な仲間達と変態焼肉忘年会。

ちなみに来週も月・火曜日は同じホテルで取材と撮影。ゆえにチルドのまま調理して食べるのは難しい。女房と相談した結果、冷凍してカレーに使うこととなった。

おそらく、今年の取材・撮影納め(仕事納めではありません)は、25日(月)。それが終わったら、ずっと仕事場にいるので、そのときに仕込もうと思う。なんとも贅沢なカレーになりそうだ。

明日は朝8時に現場。逆算すると、6時半には丸山宅を出発せねばならない。ということは、自宅を出るのは5時半……。またドリンク剤のお世話になるな(笑)。

ってことで、今夜は早めに休みます。

大丈夫。

今日のブログは、私の親友に捧げます。

 

カメラマンとして、ライターとして、仕事をさせていただいているメディアやクライアントとの関係は、どこか恋愛と似ている。

片思いからはじまり、何度もアプローチを繰り返して関係がスタートする。

が、それは永遠に続くわけではない。いつか別れるときが来る。私は何度も経験した。

担当者が違う部署に異動して仕事がなくなることもあったし、雑誌そのものが休刊になったり、雑誌どころか発行元である出版社が倒産したりしたこともあった。

仕事を失って食べていけなくなることよりも、その雑誌の看板を背負えなくなることの方が辛かった。

心にぽっかりと穴が空き、寂しさが込み上げてくる。何もやる気が起こらず、出るのはため息ばかり。もう、これは失恋に近い感情である。

でも、それまでやってきた仕事での経験は、必ず新しい仕事に活かされる。というか、過去の経験が今の私をつくり上げているのである。

どんなに辛くてもまた立ち上がらねばならない。それがフリーランスの宿命である。

ただ、フリーランスとして28年間働いてきてハッキリと言えるのは、捨てる神もあれば拾う神もあるということ。

それともう1つ。新たな場所でさらにパワーアップした自分に生まれ変わるチャンスでもあるのだ。

だから、大丈夫だよ。

まんまカメラ。

先月24日から今月1日まで開催されたAmazonのブラックフライデー。普段よりも割引率が高いので、毎年何かを買っている。まぁ、ほとんど仕事がらみのモノではあるが。

今回購入したのがこれ。ShiftCam SnapGrip MagSafe対応バッテリー内蔵カメラグリップ。

私がiPhoneで撮影するのは、店で注文した料理が中心。店によっては昼間でも店内が暗くて、手ブレすることも多々ある。その原因は、シャッターの位置にある。

スマホを構えるまではよいが、シャッターがスマホの画面の中にあるため、そこを押すと、どうしてもカメラを構える手のバランスを崩してしまい、それが手ブレに繋がるのである。

これはiPhone15Proだろうが、どんなスマホにもいえることであり、いわばスマホカメラの弱点でもある。

以前使っていたiPhone11Proのときは、シャッター付きグリップにスマホを挟んで使っていた、たしか、これはブログに書いたと思う。

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↑こういうのね。結局、すぐにbluetoothの接続が切れてシャッターが反応しなくなったため、すぐに使わなくなった。いちいちスマホを挟んで使うというのも面倒くさかった。いちばんダメだったのが、普段使っているLightroomのカメラのシャッターに対応していなかったことだ。

一方、こちらは、MagSafe対応なので、ピタッとくっつく。かなり強力で、振っても落ちないほど。さらにバッテリーを内蔵していて、スマホのバッテリの容量が少なくなると、ここから充電することもできる。

Amazonにはこれのパチもんも沢山あり、バッテリーが内蔵されていないものであれば、2000円台で売られている。その倍の4000円台でバッテリー内蔵のものもあるにはが、レビューを読んでみると評判は芳しくない。なので、思いきって「本物」を買うことにしたのだ。

ビジュアルもまんまカメラ。縦位置で撮影するときは、スマホを90度回転させるだけ。

ただ、難を言えば三脚のネジ穴が付いていないことくらいか。まぁ、そのときは三脚用のネジ穴があるスマホ用のクリップを使えばイイんだけどね。

私自身、iPhone15Proは、カメラだと思って買ったフシがある。ゆえにこのようなカスタマイズは想定内のこと。撮影がより便利に、そしてクオリティが上がるなら投資する。なぜなら、このiPhone15Proが利益を生み出してくれるのだから。

福ちゃん。

昨日、現場へ行く途中で見覚えのある場所を通った。それは、10年以上前に『女性自身』の取材で訪れたことのある宝くじ売り場だった。

懐かしくなり、仕事を終えた帰り道に立ち寄ることにした。

たしか、ここには「福ちゃん」という猫がいた。宝くじを買ったついでに窓口のおねえさんに
「今でも猫ちゃんはまだいるんですか?」と聞くと、
「はい。あっちで寝てますよ」と隣の売り場を指差した。

以前、『女性自身』の取材でお世話になったことを話すと、それを覚えていてくださった方もいて、猫の福ちゃんを見せてくれた。福ちゃんが店に来て15年経つが、毛に艶があって元気そうに見えた。

私が取材したとき、福ちゃんはまだ子猫だった。元気いっぱいに動き回るので、なかなか狙った絵が撮れなくて苦労したことを今でも覚えている。

福ちゃんを撮影後、運試しに宝くじを買って帰った。年末ジャンボだったと思う。私はいつもバラと連番を買う。このときもそうだった。結果、バラと連番それぞれ3000円が当たり、プラマイゼロだった。

今回買ったのは、年末ジャンボのバラとジャンボミニのバラ。果たして結果はいかに!?福ちゃん、オレに運をください!あ、当たってもハズレても言いません(笑)。

誰もが幸せになる現場。

今日は料理研究家の長田絢さんと三河の某市で町おこしグルメの撮影。

朝6時に自宅を出発して、名古屋市内へ長田さんを迎えに行き、某市へ付いたのが8時40分。

照明機材をセッティングして、撮影が始まったのが9時すぎ。それから16時すぎまで17 アイテムを撮影。その合間に撮影したものを皆で試食しまくり。とても美味しくて楽しい現場だった。

市の職員の方が「誰もが幸せになる仕事」とおっしゃったのを聞き逃さなかった。その通り、食べ物の撮影は、撮られている料理を作った人も、それをコーディネートした人も、スケジュールを管理する人も、もちろん撮影している私も、現場に居合わせたすべての人が幸せになるのである。

だいたい、人が腹を立てるのは、お腹が空いているときが多い。美味しいものを食べて満腹のときは心に余裕があるから人と衝突することがないのだ。

長田さん、本日はありがとうございました。またこのような案件がありましたら、いつでもお声をかけてやってください(^^)/

 

※町おこしグルメの詳細については、発表できる段階になりましたらあらためてこのブログで紹介させていただきます。お楽しみに!

 

変わる時。

早いもので2019年の1月15日からこのブログを始めて5年が経とうとしている。最初の2年は大晦日やお正月は休んでいたが、年中無休で記事を更新するようになって3年。

このブログでオノレの人生を変えてやろうと思ったが、変わったのだろうか。

まず、文章を書くことが苦ではなくなった。まだ好きとまでは言えないけど、これは私にとって大きな成長である。

ブログを始めて変わったのはそれくらい。人生を変えるというのはそんな甘いものではない。逆にブログごときで変えられるような人生を歩んでいないという気持ちも心のどこかにある。

では、このブログそのものは、この5年間で変わったのか。

アクセス数は100から130。私ごときが書くブログにこんなにも多くの人が来てくださることが嬉しいし、ありがたい。その反面、この程度のアクセス数では何の影響力もないとも思う。

知る人ぞ知る存在でよい。そんな思いもあったが、それはアクセス数が少ないことへの言い訳ではないのか。

メディア業界の、しかも地方の片隅で「オレはここにいるぞ!」と叫んだところで誰の耳にも届かない。そうなると、本当にただの自己満足ブログに終わってしまう。

だから、もっと多くの人に読まれるようにこのブログを育てる努力してみようと思う。つまり、「オレはここにいるぞ!」という叫び声を大きなものにするのだ。

ブログとは直接関係ないかもしれないが、この3年で生活は大きく変わったように思う。いや、悪い意味で。新型コロナを機にほとんど外へ飲みに行かなくなった。仕事以外で人と会わなくなった。

人との出会いが人生を変えるきっかけになるのは間違いないのに、人との出会いから新しい仕事も生まれるのに。その点は大いに反省している。

この3年間は仕事ばかりしてきた。それはそれでよいことかもしれないけど、心に余裕がなかったのもまた事実。

来年は私自身を取り巻く環境が大きく変わるのは間違いない。私も変わる時なのかもしれない。

旅は楽しい。

下関から帰宅。観光する余裕はないと思っていたが、取材先の方と昼食で名物の「瓦そば」を食べることに。

下関の人々は、ふぐを食べる機会は少ないものの、瓦そばは日常的に食べているという。ただし、店ではなくスーパーで売られている瓦そばのセットだが。

私がいただいたのは、海老天と牛肉のしぐれ煮、錦糸玉子がのる豪華版。というか、これが瓦そばのデフォルトかもしれないけど。あ、もみじおろしとレモンはつけ汁に入れる。これが旨いんだな。

瓦そばに付いてきたのがこれ。五目ごはんとお吸い物、茶碗蒸し、切り干し大根の酢の物、漬物。瓦そばだけでお腹いっぱいになったので、苦しかった。

取材が終わって、福岡空港へ向かう途中で休憩に立ち寄ったのが関門自動車道の壇之浦PA。

ここには展望台があり、関門橋を一望できる。いやー、すごい迫力でした。

帰りの飛行機は、福岡空港18:55発のFDA。で、保安検査場での手荷物検査を終えて搭乗ゲートへ入ったのが18時すぎ。

時間があまりないというのにFDAの乗り場?へ向かう途中でうどん店を見つけてしまったのだ。気がついたら店へ入ってうどんを注文していた(笑)。

そのうどん店が『あご出汁うどん こがね丸』の「丸天うどん」。もっちもち食感の麺が噛んでいて心地よい。あご出汁がきいたつゆも◎。何といっても麺を覆い隠すほど大きな丸天が旨い。小腹を満たすつもりが満腹になった。

やはり、旅は楽しいね。