永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

1人のミセスが輝けば世界は光に満ち溢れる。

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昨日、開催された『ミセスジャパン2020愛知大会』の撮影に行ってきた。エントリーしたのは、ヤングミセス部門(25歳〜45歳)とクラシック部門(46歳以上)を合わせて31名。

つい、この前まで、ごくフツーの母親であり、奥様だった方々が外見だけではなく、内面も磨き、大会に挑んだという。

とくに今年は新型コロナの影響もあって、開催が延期になったりとスケジュールの変更を余儀なくされた。第二波が深刻な状況になっていたら開催も危ぶまれたに違いない。開催することができて本当によかったと思う。

撮影をしながら、エントリーしたミセスたちのスピーチを聞いていた。とくにクラシック部門の方々は、男性の私でも共感する部分が多かった。いや、男性よりもスゴイな。

男性は結婚しても、父親になっても、大きくは変わらない。しかし、女性は結婚を機に環境が変わるし、仕事にやりがいを持っていても辞めざるを得ない場合もある。そんな31名のごくフツーの母親が、奥様が自分自身を見つめ直し、いったい自分に何ができるのかを自問自答したのだ。

一時期、ミスコンが世間からバッシングされた時期があった。しかし、今どきの、というか、少なくとも『ミセスジャパン』は外見の美しさだけではなく、内面、つまり、どんな生き方をしているのか。どんな生き方をしようとしているのか。それも大きく評価されることを実感した。

名前は失念したが、スピーチで「日本を国民の幸福度世界一にします!」と語った方がいた。そんなの、できっこないと思うだろうか。『ミセスジャパン2020愛知大会』のキャッチフレーズは、「1人のミセスが輝けば世界は光に満ち溢れる」である。

輝くミセスが周りを照らしていく。その光を受け取った人たちがさらに周りを照らしていく。そうすれば、幸福度世界一だって決して雲を掴むような話ではない。「メイク&フォトデ世界ヲ明ルク」とまったく同じ発想だ。

こんなスバラシイ『ミセスジャパン2020愛知大会』にカメラマンとして携われたことを本当に感謝している。オファーをくださったエリアディレクターの横山幸子さん、ありがとうございました!&お疲れ様でした!エントリーされた皆様、お疲れ様でした!グランプリを獲得された皆様、おめでとうございます!日本大会、頑張ってください!

「メイク&フォト」は、最高のエンターテイメントである。

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メイクアドバイザーの山村えり子さんが「マイナス7歳若見えメイク」を施して、カメラマンである私が「ツヤ肌ライティング」を用いて撮影するというコラボイベント「メイク&フォト」。その原点は、SNSでよく見かける画像加工アプリを使ったプロフィール写真だった。

画像加工アプリは私も使う。ただし、料理の写真に。iPhoneのカメラアプリは、デジタル一眼と違って撮影時に明るさを調整したり、背景をボカしたりできないので、撮影してから加工せねばならないのだ。だから、使う。

しかし、ポートレート写真に用いるアプリは、スッピンでもメイクを施したように加工できる。それどころか、目を大きくしたり、フェイスラインをシュッとさせたりすることもできる。

いずれも加工したかどうかわからないくらいのものであれば、写真のプロである私もアッパレ!と思う。しかし、少女漫画のような大きな瞳と尖った顎に加工して、もはや原形をとどめていない写真もよく見かける。それも、若い女性だけではなく、40代や50代の女性でもそういう人はいる。年齢は関係ないのだ。

せっかくSNSに載せるなら、キレイな自分でいたい。シワも、シミも、タルミも消したい。小さかったり、細かったりする目を、丸みを帯びた顎を何とかしたい。アプリを使いたい気持ちも解る。アプリを使うことが悪いこととは思っていない。それは誤解しないでほしい。

山村えり子さんと意見が一致したのは、「プロによるメイクの力と写真の力を知ってもらおうぜ!」ということだった。さらには、「アプリで加工した写真では得られない喜びと発見を味わってもらおうぜ!」と。

言うまでもなく、メイクは実にアナログ的な作業である。とくに山村えり子流のメイクは、彼女がよいと思っているメイクの押しつけではなく、その人らしさやその人の美しさを引き出す。ゆえにアナログさ加減がハンパない。

一方、写真も使う道具こそデジタル化されているが、撮影という行為はアナログそのものだ。照明機材をセッティングしたり、明るさを調整したり、何よりもその人のいちばんキレイに見える角度を瞬時に見つけたり。

メイクも写真もアナログ的な作業ゆえに、指先ひとつで瞬時に加工できるアプリと違ってとても時間がかかる。こればかりは何ともならない。しかし、現場で撮影する側としては、そこに楽しさがある。これは山村えり子さんも同じだと思う。イベントに足を運んでくださるお客様もそうだと思う。

また、前回のイベントでは、当日に美容院へ行ったり、普段はあまり着ないスーツで来られたりしたお客様もいた。普段なかなか行けないお店でのランチ会に誘われたとき、服や靴をどうしようかとか考えるだろう。男の私でさえも考える。「メイク&フォト」の前に美湯院へ行くのもそれと同じで、そのお客様は、とても楽しく、豊かな時間を過ごしたに違いない。

「メイク&フォト」は、メイクをして、写真を撮るという単なるイベントではなく、最高のエンターテイメントなのである。この楽しさを一人でも多くの方に体験してもらいたい。なお、「メイク&フォト」イベントは、10月、11月、12月と3ヶ月連続開催が決定!詳細はいずれ告知させていただく。お楽しみに!

 

※写真は、先日、山村えり子さんとの打ち合わせついでに撮影した1枚。現在、屋外での「メイク&フォト」も鋭意企画中!

公式カメラマン。

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今年7月、友人の野田典嗣君が『ミセスジャパン2019日本大会』ファイナリストで『ミセスジャパン2020愛知大会』エリアディレクターの横山幸子さんを紹介してくださった。

前から野田君から横山さんと知り合いだということは聞いていた。私とメイクアドバイザーの山村えり子さんとのコラボ、「メイク&フォト」で何かお役に立てればと思い、紹介してほしいとお願いしていたのだ。

『ミセスジャパン2020愛知大会』は、コロナの影響でスケジュールの変更を余儀なくされたりして、初対面でもバタバタしているのが伝わってきた。「メイク&フォト」は大会が終わって落ち着いた頃に……と思っていた。

そんな中、先週の金曜日に横山さんからメッセージが届いた。

明日9月21日(月・祝)にマリオット名古屋アソシアホテルにて開催される、『ミセスジャパン2020愛知大会』の公式カメラマンとして記録写真を撮ってほしいという相談だった。

幸運にもスケジュールは空いていたし、断る理由は何もない。限られた予算の中で開催するため、ギャラのことを心配されていたが、それもまったく問題ない。むしろ、こちらからお願いしたいくらいである。ということで、横山さんのオファーを喜んで承ることにした。

『ミセスジャパン』は、25歳~45歳までの「ヤングミセス部門」と46歳以上の「クラシック部門」がある。「クラシック」という名称は?だが(汗)、今、日本でいちばん元気なのは、子育てがいち段落した40代半ばから私と同世代の50代前半だと思う。

バリバリと仕事もしているし、仕事以外にもキャリアを積んだりしている。私が毎月仕事をさせていただいている光文社の女性月刊誌『STORY』は、40代の女性がメインの読者層である。ニーズがあるから、『STORY』も売れているのである。

それに比べて、40代半ばから私と同世代の50代前半の男性は少し疲れているのは気のせいだろうか。年をとるとともに背負い込んでいるものも責任も大きくなるから、それに押しつぶされそうになっている、ように見える。

『ミセスジャパン2020愛知大会』は、私自身にも大きな刺激になると思う。横山さん、このたびはありがとうございました!承った以上、精一杯やらせていただきます。

出張2日目。

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出張2日目。大阪市内から和歌山・みなべ町へ移動。「Go To トラベル」のおかげで料理旅館に格安で泊まることができた。しかも、2食付き。夕飯は「会席料理」ということで、行く前からとても楽しみにしていた。

以下に、その会席料理の写真を掲載する。

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ドリンクに選んだのは、和歌山だけに南高梅を使った梅酒のソーダ割。

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アジのお造り。

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一人鍋。

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コーンのグラタン。

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鶏肉の鉄板焼き。

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豆乳の茶碗蒸し。

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豆ご飯。

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りんごと梨。

 

値段が値段だけに感想はノーコメントとさせていただく。まぁ、お腹はいっぱいになったけどね。明日も仕事だ。ひとっ風呂浴びて寝よう。おやすみなさい。

私は「面白い」人間なのか。

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自分が思う自分と。他人様から見た自分は違う。そりゃ当たり前だ。しかし、それがあまりにも乖離していると認めたくなくなる。頑なに。

例えば、このブログ。

「ナガヤさんのブログ、面白いですね」と、よく言われる。褒めてくださっているのだろうが、正直、複雑な気分になる。もちろん、その日の出来事や心に浮かんだことを面白おかしく書くこともある。が、笑わせようと思って書いているわけではない。

このブログは、おっさんの苦悩や悲しみ、歓喜などを凝縮させた、生きざまの記録そのものなのである。ちょっと、いや、かなりカッコつけすぎたな(笑)。

そもそも、私は「面白い」人間なのか。女房に、なぜ私と付き合おうと思ったのか聞いたことがる。あ、結婚を決めた理由ではないですからね。結婚する前の話ですよ。念のため。何て言ったと思います?

「面白いから」

………………。いやいや、ウソでもいいから、そこは「優しいから」とか言ってくれ。もう一度言う。私は「面白い」人間なのか。

他人様から見た自分。この「他人様」が誰かによって説得力がある場合もある、少し前にテレビ愛知『サンデージャーナル』で単独ロケに挑んだときのこと。

nagoya-meshi.hateblo.jp

「オレもO竹さんみたいに、名古屋めしについてアカデミックに語りたいッス」と、担当Dに直訴したところ、

「いやいや、ナガヤさんが画面に映っているだけで面白いですから(笑)」と、言われた。しかも、笑いながら(笑)。しかも、担当Dとは旧知の仲ではない。ロケ当日が初対面である。

テレビ制作会社のディレクターは、雑誌の編集部員と同様に、人と会うのが仕事だと思うし、これまで制作した番組の中でいろんな人を見てきていると思う。それだけに彼の言葉には妙に説得力があった。認めざるを得ないじゃないかぁ(笑)。

考えてみれば、「面白い」というのは武器になる。何かを伝ようとするとき、マジメに語っても伝わらないこともあるし、何よりも私が伝えたいのは、名古屋めしに限らず、食の楽しさや喜びだったり、メイクをして写真を撮ってもらう楽しさや喜びだったり。

あ、メイク&フォトの相棒、山村えり子さんが講師を務めるメイク講座を受講された方の感想でいちばん多いのが「面白かったです」らしい(笑)。彼女もまた自分の面白さに気がついていないようだ(笑)。

バラしてしまったお詫びに、ここで告知を。私の友人、遠藤由香里さんが営む喫茶店『カフェ メールネージュ』で山村えり子さんのメイク講座が開催される。

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日時/令和2年9月25日(金)

第1部:10時~12時(受講後にランチ)

第2部:13時半~15時半(ランチ後に受講)

※第1部、2部ともに各4名様限定です

※コロナ感染防止対策をした上で実施します

会場/『カフェ メールネージュ』2F
一宮市木曽川町外割田4の通り106-1
料金/特別ランチ付きで5,500円(税込)

 

山村えり子さんが提唱する「マイナス7歳若見えメイク」に興味がある方は是非!

 

 

※写真は、大阪・上本町にあるスパイスカレー『コロンビア8』の「キーマカレー」。昨日から大阪、和歌山へ2白3日間の出張なのです。

同級生の店。

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昨日は午前中に一宮市で取材を終えた後、私の地元、北名古屋市の『うなぎ 蓬春』でHP用のメニュー撮影(ブログへの掲載は店主の許可済)。

tabelog.com

ここは高校時代の同級生、近間君の店である。彼は『あつた蓬莱軒』で25年間修業を重ね、名古屋・栄の松坂屋南館にある松坂屋店で料理長を務めた。

そして、暖簾分けを認められて2017年12月に『うなぎ 蓬春』を開店させた。2019年には『ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版』にも掲載された。

店を訪ねたのは13時半。で、撮影が終わったのは20時半。何度か休憩を入れたものの、さすがにヘトヘトになった。正直、ブログを書く体力も気力もない。申し訳ない。その代わり、撮影した写真の一部をここに掲載する。

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永谷正樹のつくり方。2

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前回のつづきです。

nagoya-meshi.hateblo.jp

漫画家を志した私は、ノートに漫画を描きまくった。ただ、小学生ゆえに、ペンを使って描くわけではなく、鉛筆だったり、ボールペンだったり。今思えば落書きの延長だ。しかし、当時は本気で漫画家になることを考えていた。

根底には自分自身へのコンプレックスがあったのかもしれない。今では考えられないが、当時の私は食が細く、ガリガリに痩せていた。食べることにまったく興味がなかったのだ。家族で外食へ行っても、メニューを選ぶのも面倒くさいほどだった。

困り果てた母は、私に何とか食べさせようと、嫌いなものを細かく刻んで入っているのがわからないようにした。それでも食べないので母はかなり苦労したと思う。そんな私がフードライターとして仕事をしているから人生はわからない(笑)。

そのせいか、身体が弱く、風邪を引くとなかなか治らなかった。小学校4年生のときがいちばん酷く、咳が出ると止まらなくなり、呼吸もできないほど苦しかった。しかし、不思議なことに、病院へ行くとすぐに咳は治まるのである。何度、病院を往復したのかわからないほどだった。

この年には入院もした。病名は気管支喘息。入院は2週間ほどだったが、小学校4年生にとってはとてつもなく長い。病室では、漫画を読んだり、漫画を描いたりして過ごした。

たしか、当時描いていたのはSF漫画だったと思う。空からカップラーメンが飛んできて、それを食べるとスーパーマンのようなヒーローに変身するというストーリーだった。って、なんて話だ(笑)。

現実の自分は病弱なのに、自分の描く漫画の主人公は地球征服を目論む敵をバタバタとやっつける。きっと、自分のなりたい姿を漫画に投影していたのだろう。

当時読んでいた漫画も自分の考え方に大きく影響した。藤子不二雄や赤塚不二夫はとうに卒業して、彼らが漫画の神様として崇めていた手塚治虫の漫画を読み耽っていたのだ。

手塚漫画は、世の中の不条理や人間の醜さが描かれており、ほとんどの作品はハッピーエンドではない。手塚治虫の人間観や人生観に感化された私は小学生ながら人生に夢も希望も持てなくなってしまった。

と、書くと、友達がいなさそうな暗〜い子供をイメージされるかもしれない。実際、友達は多い方だった。が、友達の前では、人生に、将来に対して冷めきっていることはおくびにも出さなかった。

その頃から、「人間は平等」と学校で教わったことが空虚に思えた。実際には平等何かではなく、金持ちもいれば、貧乏人もいる。健康な人もいれば、病人もいる。頭の良い人もいれば、バカもいる。何とこの世の中は不公平なのだと思っていた。どうすれば両者の溝を埋めることができるのかを考えていた。ホント、憎たらしいガキだった(笑)。

つづく。