
今日は午後から名古屋駅でラーメンの撮影。その前に昼食を摂ろうと思い、ネット検索していたら、ソソられる店を見つけた。
それは、あま市にある『中華そば 三方』なる店。ここを運営しているのは、愛知県の西尾張を中心に展開するうどんチェーン『どんきゅう』。私の地元にも出店していて、たまに食べに行く。
『どんきゅう』は、うどんのほか、きしめんやそば、ラーメンもあり、唐揚げやとんかつ、コロッケなどの定食も揃う。しかも、ミニ麺が付く定食や、ミニ丼とミニ麺のセットは、ほとんどが1000円以内。物価が高騰する中、かなり頑張っているのである。
新業態の『中華そば 三方』も、ネットで確認すると、安くてボリュームのあるメニューを出しているようだ。期待に胸を膨らませて店へと向かった。
到着したのは13時近くだったが、店のすぐ前にある駐車スペースは満車。道を挟んだ先にあるスペースに車を止め、店へ。
おや? 入口に張り紙がある。
やはり、このご時世、値上げしないとやっていけないのか……と思いきや、なんと「閉店のお知らせ」だった。何でも、11月15日(日)に閉店するらしい。
愛知県のローカルチェーン『どんきゅう』の新業態店として、『おとなの週末web』の連載「ニッポン“チャーラー”の旅」で紹介しようと思ったのに! オーマイガー!
試合開始のゴングが鳴って、数秒でKOされた気分。完全に戦意喪失の状態でカウンター席へ。
ランチタイム限定のセットメニューには、「中華そば」「肉玉中華そば」「味噌ラーメン」「担々麺」「味噌野菜ラーメン」「野菜中華そば」の6種類がある。この中から麺を1つ選び、「ミニチャーハン」「チャーシューご飯」「唐揚げ2個+ライス」「味玉台湾ご飯」のいずれかを組み合わせることができる。価格は1050円。
私は「中華そば」と「ミニチャーハン」をセレクト。あ、「ミニチャーハン」はプラス150円で並盛にした。
で、目の前に運ばれたのが、トップ画像のチャーラー。
地元の『どんきゅう』で中華そばを食べたことがあったが、それよりもうどん屋寄りというのか、もっとあっさりとしていたような気がする。
おそらく、『中華そば 三方』をオープンするにあたって、イチから作ったのだろう。若干の背脂も入って、コクのあるスープに仕上がっている。
いや、全然アリですよ、これ。近所にあったら、定期的に通うかもしれないくらい。
ただ、チャーハンは今ひとつだった。作り置きしたものを温めているのでは? と思うほど油が多く、並盛にしなければよかったと後悔した。
席を見渡すと、7割くらいは埋まっていて、13時を過ぎても入ってくる客がいた。それなのに閉店してしまうのか。
おそらく、昼は利益が出ているのだろう。実際、これだけ客が入っているのだから。
問題は夜だ。
メインである昔ながらの中華そばは、夜には出にくいのかもしれない。チャーハンや天津飯、中華飯、餃子、唐揚げなどのサイドメニューもあるものの、やはり昼のイメージが強い。
例えば、麻婆豆腐やレバニラ炒めなど、本格中華のメニューも採り入れ、夜はそれらを推す。そこまでやらないと、周りのライバル店には勝てないのではないか。
安くて、ボリュームがあって、ソコソコおいしければ流行る。そんな時代は、完全に終わったのである。
悲しいけど。