永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

オムチャーハン。

京都の町中華で食べてから、ずっと気になっていたオムライス。

今日は岐阜羽島で撮影だったので、その前に岐阜・大垣を中心に店舗を展開する『サンコック』岐阜羽島店へ。

ここには何度か行ったことがあり、いつもはここの名物である汁なし担々麺とチャーハンのセットを食べていた。

しかし、今回は最初からオムチャーハンを注文しようと決めていた。問題はセットにするか、単品にするかである。

店に着いたのは、12時ジャスト。駐車場は8割方埋まっていて、入口近くのスペースが1台だけ空いていたので、そこに止めた。

それにしても、今日はよい天気だった。ずっと雨降りで気が滅入っていたため、久しぶりに晴れ空を見て、気分も晴れ晴れ。

店内はすでに多くの客が入っていた。7割以上は埋まっていたと思う。カウンター席へ案内されて、メニューとにらめっこ。

お目当てのオムチャーハンは、単品で950円。餃子や唐揚げ、麺類などのセットは1300円~。単品だと寂しいような気もするが、以前に汁なし担々麺とチャーハンのセットを注文したとき、そのボリュームに驚いたことを思い出した。

セットでありながら、それぞれしっかりと1人前以上の量があったのだ。ということは、単品でも十分に満足できると確信し、オムチャーハンの単品を注文することに。

10分ほど待って、出てきたのがこれ。写真からは伝わりにくいが、想像していた通り、かなりのボリューム。

見るからにやわらかそうな玉子の上にたっぷりのケチャップ。何てことはない組み合わせなんだけど、目の当たりにするとワクワクしてくるのはなぜだろう。

実は私、子供の頃からケチャップはあまり得意ではない。あの甘さがどうもダメなのだ。ケチャップがすべての素材を殺してしまうというか。

しかし、チャーハンのように複雑な味わいを楽しめるものとの組み合わせは、ケチャップが味のアクセントになることを京都の町中華で知った。

同様に、ナポリタンも肉や野菜の旨みが加わるから、飽きることなく食べることができるのである。

では、いただきます!

見よ! この玉子の厚み! その奥からチャーハンが顔を覗かせた。

チャーハンはシンプルそのものだが、フワフワの玉子とケチャップがプラスされると、まったく別物になる。

中華なのに、洋食のエッセンス……いや、これは東洋と西洋の文化の融合、まさに日本の食文化そのものを体現しているように思える。

店によっては、オムライスの中身をチャーハンではなくケチャップライスにするところもある。

町中華の高火力+中華鍋で作るワイルド系のオムライスは、たしかにおいしいかもしれない。

が、私は洋食店のオムライスを食べに行く。

玉子にかかっているのはケチャップではなく、デミグラスソースのタイプね。ケチャップ+ケチャップライスよりも、デミグラス+ケチャップライスの方がおいしいと思うからだ。

いろいろウンチクを述べたが、町中華のオムライスの中身は、チャーハンに限る。

メニュー写真は、お見合い写真。

今日はクリスマスケーキの撮影。あ、この写真は去年に撮影したものだからね。

今どきは飲食店のメニュー写真もAIが作ってくれるから、カメラマンも大変だと思う。いや、私も他人事ではないんだけども。

しかし、AIが作ったPOPはどこかぎこちない。ライティングやアングル、色合いがどれも同じなので、見た瞬間にAIが作ったものだとわかってしまう。

AIが台頭する前は、スマホのカメラで撮った写真をそのままメニューブックや公式サイトに載せている店をよく見かけた。

AIの生成画像を使う人も、スマホのカメラで撮影した写真を使う人も、共通しているのは、メニュー写真の撮影に費用をかけられない、または、かけたくないのだろう。

しかし、私は声を大にして言いたい。

常々、言っていることだが、メニュー写真はお見合い写真である。

お見合い相手の写真が、素人がスマホのカメラで撮影した写真だったり、AIの生成画像だったりしたら、どう思うだろう。少なくとも、会いたいとは思うまい。

メニュー写真もそれと同じである。

そもそも、なぜ安くはない料金を支払ってまでプロに撮影を依頼するのか。

それは、写真を見た人が「おいしそう!」、「食べたい」、「店へ行ってみたい!」と思ってもらうためだ。それともう一つ。その店のブランドイメージを構築するためでもある。

だからこそ、写真はとても重要なのである。残念ながら、それを理解している人は少ない。

とくに名古屋では。

余談だが、私の写真が頻繁にパクられるのも、名古屋名物をきちんと撮影した写真がないからだと思っている。

これからますますAIは身近なものになっていくだろう。しかし、プロが撮影した写真の価値も高まっていくと私は思っている。

いや、そう思いたい。

ヒマなのが、一番怖い。

今月の前半は泣きたいくらいヒマだったのに、シルバーウィーク明けから目が回るような忙しさ。

むちゃくちゃ忙しいか、水を打ったような静寂、すなわちヒマのどちらかで、満遍なく仕事が入ったためしがない。

まぁ、これが自営業というものだ。もうね、月末のカードと社会保険の引き落としが怖くてたまらない。

まさに『男はつらいよ』に出てきたタコ社長(笑)。

アタマのイイ人や仕事がデキる人は、メディアのライターとして働きながらPRの仕事をしたり、大口の企業案件をこなしたりしてそうだけど、自分、不器用ですから(笑)。

企画を出して、アポを取って、取材・撮影へ行って、原稿を書いて……みたいなことしかできない自分が嫌になる。

しかも、単価が安いので数をこなさなければ食っていけない。いつまでこんなことを続ければよいのだろう。

まぁ、ブログで愚痴っても仕方がないんだけどね。

でも、これしか食っていくスベを知らないわけで。

やるしかないんですよ。

第一旭でチャーラー。

大阪での撮影は午前中に終わり、同行したライターさんを新大阪駅へ送った。

そのまま帰宅すると、昼食は高速のSAやPA……。悪くはないのだが、日曜日ゆえに混み合っていると思うと、どうも二の足を踏んでしまう。

何となく、下道で京都方面へ向かう。良さげな店を見つけたら入ることにした。

しかし、ホテルの朝食を食べすぎたせいだろうか。まったくお腹が空かない。とうとう大阪を超えて、京都へ入った。

宇治市へ入ったところで、何となくお腹が空いてきた。そういえば、宇治には『第一旭』があったことを思い出した。もう、頭の中は『第一旭』のラーメンでいっぱいに(笑)。

店へ着いたのは14時。にもかかわらず、店内は8割ほど席が埋まっていた。カウンター席へ案内されて、注文するメニューを考える。

京都駅前にある『本家第一旭本店』のサイドメニューは、「焼き豚」と「餃子」、「キムチ」、「メンマ」、「ライス」。一方、ここ『第一旭 槙島店』は、「焼豚」と「焼肉」、「豚キムチ」、「から揚げ」、「餃子」、「メンマ」、「白菜キムチ」、「付き出し(ネギ、モヤシ、メンマ)」、そして「焼飯」と盛り沢山。

ラーメンも、定番の「スペシャルラーメン」のほか、白湯スープの「鉄人ラーメン」や「みそラーメン」、「キムチラーメン」もある。

で、注文したのは、「スペシャルラーメン」と「焼飯(小)」。

「スペシャルラーメン」は、チャーシューの量がハンパない。しかも、ロースとバラがバランスよく入っている。このあたりは芸が細かいというか、よく考えられている。

それと、このネギの量。別に増量をお願いしたわけではない。デフォルトでこのボリューム。

隣の席の客が注文する際に「ネギ増量」を頼んでいた。すると、これの倍くらいのネギが盛られていた。どれだけ太っ腹なんだ。

京都のラーメンは、背脂たっぷりの、こってりとした印象があるが、ここのラーメンは背脂はのっておらず、あっさり系にカテゴライズされる。ただ、香味油は多めに入っているので、食べた感はしっかり。

こちらは「焼飯(小)」。小サイズでも食べごたえがあり、味付けは塩、コショウがメイン。

あっさりとしているので、ラーメンによく合う。ただ、炒めすぎたのか、しっとりとした食感が今ひとつだったのが気になった。

そこで、半分くらい食べた後、ラーメンに盛られているネギをレンゲですくって焼飯の上にのせてみた。当然、ネギに含まれたラーメンのスープもかかるので、しっとりとした食感になった。

これ、なかなかイケる(笑)。

自宅には16時半頃に到着した。思いのほかチャーラーのボリュームがあったため、夕飯の時間になってもお腹は空かなかった。

さて、明日は静岡へ出張。今日は早めに休んで、明日に備えようと思う。

ご飯が主役。

今日から1泊2日で大阪出張。

夕飯は外へ食べに行こうと思ったけど、面倒くさくなっちゃった。雨も降っているし。

で、新大阪駅へ立ち寄って、お弁当を買うことに。

お弁当だったら、ホカ弁やコンビニでも買える。わざわざ新大阪駅へ行くのは、ナガヤ史上ベスト3に入るお弁当屋さんがあるからだ。

それが、新大阪駅構内にある『象印銀白弁当』。そう、炊飯器「炎舞炊き」で有名な、あの象印マホービンが運営する弁当店である。

購入したのは、「和食弁当」。

おかずは、鶏の唐揚げと銀鮭の幽庵焼き、だし巻き玉子、れんこんの天ぷら、青菜のお浸し、鶏つくねの照り焼きソース仕立て、なすの揚げびたし~バルサミコ酢仕立て~、かぼちゃのサラダ、パプリカのお浸しと盛り沢山。

どれもご飯によく合う。とくにだし巻き玉子。噛むとじゅわっとだしが溢れ出し、無性にご飯が食べたくなる。お弁当のおかずでこのレベルはすごい。

それと、鶏つくね。照り焼きソースは濃すぎず、薄すぎず、鶏の旨みを見事に引き立てている。これもご飯との相性抜群。

お弁当ゆえに、どうしてもおかずに目がいくが、実は『象印銀白弁当』のメインは、ご飯なのである。

お米は五ツ星お米マイスターが厳選した、佐賀産「さがびより」と山形おきたま産「つや姫」のオリジナルブレンド。

そのポテンシャルを引き出すため、炊く際は最上位モデルの炊飯ジャー「炎舞炊き」を使用しているという。

実は、4年前に大阪・梅田の『象印食堂』を取材した際に、「炎舞炊き」で炊いたご飯を食べたとき、そのおいしさに驚愕した。

ちょうどわが家で炊飯器の買い替えを検討している時期で、このときに食べたご飯の味が忘れられず、「炎舞炊き」を買ってしまったほどハマったのだ。

ご飯は、炊きたてと常温から選ぶことができる。炊きたてのおいしさはよく知っているので、今回は常温をセレクトした。

常温でもしっかりと粘りがあり、噛むほどに甘みが広がる。やはり、お米のプロと炊飯のプロのタッグは強力だった。

さぁ、明日は撮影。頑張らなくちゃ。

父子で、同じ本に。

今年6月から7月にかけて、東は静岡・伊東、西は三重・亀山、北は福井・武生まで駆けずり回り、計13店を取材・撮影した『TRYラーメン大賞全国版』が、9月24日(木)に発売された。

同書に携わるのは、これで4回目。いつも声をかけてくださることに感謝している。

ラーメン好きの皆様、ぜひお買い求めいただき、審査員たちが厳選した至極の一杯をご堪能ください。

そして、取材にご協力いただいたラーメン店の皆様。

こうして皆様と出会い、じっくりとお話を伺えたことは、私にとって大きな財産です。また機会がありましたら、ぜひ取材をさせてください。このたびは本当にありがとうございました。

さらに、個人的に嬉しかったのが、巻末ページのSTAFFのクレジット。

Writersの「永谷正樹」の前に、次男の名前が載っている。

次男から「ライターになりたい」と聞いたとき、同じ媒体で仕事をして、父子で名前を載せることができたらどんなに嬉しいことだろうと思ったが、こんなに早く実現するとは思わなかった。

これもすべて、次男を根気よく育ててくださった編集担当の戎誠輝さんのおかげである。戎さん、本当にありがとうございました!

人としても、ライターとしても、まだまだ半人前で、何かとご迷惑をおかけするとは思いますが、どうかこれからもよろしくお願いいたします。

次の目標は……同書と同じ版元から発売中の『おとなの週末』に、私と次男のクレジットが載ることかな。

いや、どうせならもっと大きな目標を掲げよう。

次男の著書の表紙写真を私が撮影する。

次男との共著を出版する。

現時点では雲を掴むような話だが、私も次男もライターの仕事をしている以上、可能性はゼロではない。

これらが実現したら、死んでもいい。

西尾で、うなぎ。

今日は、webメディアの取材・撮影で愛知県西尾市へ。

仕事用のカメラとは別に持っていったのは、久しぶりのRICOH GR III。最近、全然触っていなかったので、目に留まったものをスナップしようと思ったのだ。

西尾といえば、うなぎ。三河一色と言ったほうが通じるかもしれない。これまで数えきれないほど三河一色のうなぎを取材してきたし、食べてきた。

が、今年の夏はあまりうなぎを食べなかった。格安店には行ったけど、どうしても物足りなさは拭いきれなかった。

前にも書いたことがあるが、うなぎで満たされない思いをしたら、おいしいうなぎを食べるしか方法はないのである。

そこで、取材の前に向かったのは、『うなぎ割烹 みかわ三水亭』を運営する三河淡水が手がける『三淡うなぎ店』。

あ、写真はスマホではなく、GR IIIで撮影。イメージコントロールはポジフィルム調。この色合い、好きなんだよね。

看板に「鰻と珈琲」とあるように、ここはカフェっぽい造り。西尾は抹茶の産地でもあるので、食後に抹茶のスイーツを楽しむ客の姿もあった。

注文したのは、いちばんお値打ちな「うなぎ丼」。うなぎは3切だけど、1切が大きいので、これでも十分に満足した。

お吸い物と香の物、丼で隠れてしまったが、ワサビと山椒も付く。

左奥にあるのは、季節の野菜と果物を使った「ベジ&フルーツジュース」。この日は、冬瓜とリンゴのジュースだそうで、うなぎには含まれていない栄養素を摂ることができるという。

うなぎ丼の写真は、50mmのクロップで撮影。

やっぱり、GR IIIはいいカメラだな。あまりにも使わなかったから売却することも頭をよぎったけど、残しておいてよかった。

明後日からの大阪出張にも持っていこうかな。