永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本年も大変お世話になりました。

今日は一滴も飲んでいないからご安心を(笑)。 印刷し終えた年賀状をポストに投函してきた。友人や同業の仲間、一度でもお仕事をいただいたり、無理なスケジュールにもかかわらず取材を受けてくださったりした、私とご縁のある方は名簿にしてあり、その数は…

心地良い時間。

昨夜は、旧友たちと忘年会。いやぁ、旨い料理をアテに日本酒を楽しんだ。ってことで、昨夜と同様に酔ったままブログを書く(笑)。 会場は、以前に『DANRO』などでも紹介した名古屋駅太閤通口からすぐの『寿司と酒 十六夜(いざよい)』。 danro.asahi.com i…

雑文。

年の瀬になると、いろんな思いが胸中に去来する。今年もまだ残り3日あるので、振り返るのは早いかもしれないけど、どうしても振り返ってしまう。そして、来年こそは大きく飛躍しようとか思ってしまう。令和元年の大晦日と令和2年の元旦と比べても、ほぼ変わ…

取材の、醍醐味。

取材先でウレシイことがあった。 取材の途中で話が何度も脱線し、ときには悩み事相談になってしまったものの、1時間半ほどしっかりと話を聞き、頭の中で記事の構成も何となく出来上がった。 「だいたい、これくらいお話を聞けば記事は書けますので」と、私。…

心の支え。

あなたの「心の支え」は何ですか? と、聞かれたらどう答えるだろうか。 大切な人だったり、 愛する家族だったり、 信仰している宗教だったり、 人格形成に影響を与えた一冊の本だったり、 没頭できる趣味だったりするだろう。 人によっては他にもあるかもし…

年賀状。

年賀状を作った。 毎年、今年の目標というか、生き方の指針を書くようにしている。以前は、過去のことをいっさい忘れて(見なかったことにして)希望だけを書いていた。今思えば、オレって何ておめでたいヤツなんだろうと思う。 でも、年賀状に書いたことは…

クリスマス。

クリスマスである。バブル真っ盛りの頃は、クリスマスイブには赤坂プリンスホテル、通称“赤プリ”で泊まるのがステイタスとされていた。名古屋の場合は、ヒルトンか名古屋観光あたりだったと思う。ちなみに当時はマリオットはまだ開業していなかった。↑写真は…

考える時間。

ブログを書き続けて気がついたことがある。 それは、ブログを書くという行為よりも、何を書こうかと考えている時間の方が重要であるということ。 日記的な内容は極力控えようと思っているので、今日起こった出来事を振り返ることもない。何を書こうかと考え…

見る。

写真とは、写し手の見たものを 「切り取る」作業である。 わかりやすく言えば、 自分が見ているものに 「窓枠」をはめるような行為だ。 どの部分に「窓枠」をはめるか? そんなことを考えているときは、 自分でも驚くほど冷静になっている。 いや、冷酷と言…

私の美学。

今日、ツイッター経由でキー局の某番組スタッフの方から連絡があった。久しぶりにキー局からの出演オファーかと思いきや、 「番組が選んだメニューを、『名古屋めし評論家であるナガヤさんが太鼓判!』というカタチで紹介したいんです」とのこと。 早い話が“…

存続。

今年1月15日から、このブログを毎日更新してきた。 もう、ブログを書くことは生活の一部になっていて、苦になることはなくなった。考えてみれば、文章を書くことがキライだった私にとっては大きな進歩である。相変わらず、仕事で原稿を書く作業は困難を極め…

向き合う。

写真は、名古屋市緑区『花ごころ 緑苑』の「和楽膳」。どれも丁寧に作られていて、ひと口味わうごとに心が和む。 料理を通じて、味のみならず料理長や店を切り盛りする伊藤嘉美さん、お母さんの人柄までも伝わってくる。 これって、スゴイことだと思う。私も…

ナガヤにしか撮れない写真と ナガヤにしか書けない文章。

いかん。 年末ということもあり、 仕事がソコソコ入っている。 それに安心してしまっている自分がいる。 もちろん、仕事のオファーをいただけるのは、 ありがたいことであるし、 自分を必要としてくれている人がいると思うだけで嬉しい。 しかし、 お前はそ…

天ぷらラーメン。

今年10月、『スガキヤ』で40年以上ぶりに「天ぷらラーメン」が復活したというニュースを知り、懐かしい気持ちでいっぱいになった。 天ぷらラーメン、小学生の頃に食べたなぁ。和風とんこつと90%は衣でできたエビ天が妙にマッチしていたのを覚えている。エビ…

クズの愚行。

ライターでもある私は、 文字を書くことで自分の気持ちを整理する。 その役割を果たしているのが、このブログだ。 日が経ってから読み返すと、 赤面するほど恥ずかしくなることが多々ある。 だからといって、 その記事を削除したりはしない。 人生の汚点とな…

自由な時間。4

私の人格形成に多大なる影響を与えたB高校。学生はヤンキーかオタクにくっきりと別れ、どいつもこいつも変わったヤツばかりだった。少なくとも勉強するために学校に来ている様子はなく、自由を謳歌していた。そんな環境だから、先生たちもかなり個性的だった…

日常を、切り取る。

今日でブログを毎日更新するようになって、ちょうど11ヶ月。ブログをアップするのは日付が変わる頃と決めているので、どれだけ疲れていても、眠たくても、酔っ払っていても、PCかスマホの前にいなければならない。よくもまぁ、ここまで続けてこられたもので…

激安うなぎ。

昨日から静岡出張。 朝からウルトラ集中力で原稿、それも2本書き上げて、車に飛び乗って到着したのが夜8時頃。 さて、夕飯は何を食べようか。正直、『静岡弁当』の「あみ焼き弁当」も少し飽きてきた。そこで真っ先に心に浮かんだのは、うなぎ。 「食べログ」…

打ち上げ。

12月9日(月)に開催したイベント『アプリ不要!? プロフィール写真のススメ』で、写真はお一人様につき20枚以上撮影することになっていた。が、なかなかイイ表情が撮れないと沢山シャッターを切ってしまうし、逆にイイ表情をすると、余計に撮ってしまう(笑…

合わせ鏡。

いくらスマホが普及したとはいえ、 「写真を撮る」ことは 非日常的な行為だと思う。 つい、さっきまで楽しく話していた相手に レンズを向けると、 身構えてしまうのが何よりの証拠だ。 そこで思い出すのは、 写真専門学校時代に学んだ「絶対非演出」の写真。…

忘れない。

人は辛いことや悲しいことを 忘れるようにできている。 あのとき、あれだけ苦しかったのに、 あのとき、あれほど涙を流したのに、 記憶はどんどん薄れていく。 そりゃ、辛かったことが いつまでも鮮明に残っていたら、 心が押し潰されてしまい、 生きている…

感謝。

昨日は、私とメイクアップアーティスト、山村えり子さんとのコラボイベント『アプリ不要!? プロフィール写真のススメ』開催日。 初めての試みにもかかわらず、15名もの方にご参加いただき、大盛況だった。 ご参加いただいた皆様、差し入れをしてくださった皆…

なんちゃって。

写真と文章の両方を生業としている私は、 「なんちゃってカメラマン」であり、 「なんちゃってライター」であると思っている。 それは、 カメラマンだけを、ライターだけを 仕事にしている人たちには絶対に敵わないから。 でも、その不名誉な「なんちゃって…

北京飯の旅。1

皆様、お待たせいたしました!待望の(?)「北京飯の旅。」、記念すべき第一回目のレポートをお届けいたします! この不定期連載企画の趣旨は、↓11月20日のブログにまとめてありますので、こちらをご覧になった上で読むとさらに楽しめます。 nagoya-meshi.h…

チャーラーの旅。30

「チャーラーの旅。」のブログ記事を書くためにいろんな店を巡る中で、昔ながらの町中華よりも中国人が経営する、いわゆる「大陸系中華」の方が多いことに気がついた。 そのタイミングで大陸系中華のルーツを解き明かすキーパーソンからメールをいただき、私…

記録と記憶。

料理人が腕をふるった料理は、 味覚のみならず、 視覚や嗅覚、聴覚、触覚と 五感で感じる究極の芸術である。 私はそう思っている。 では、写真とはいったい何なのか? 愛する人を写した写真には、 2人で過ごした日々、 楽しかったことも 苦しかったことも そ…

品格を、磨く。

「ナガヤさんは超大物のライターということにしてありますから、クライアントの前ではそれっぽく振る舞ってください」 ある飲食店の広告の仕事に携わっていたとき、発注元にそう言われたことがある。いや、冗談じゃなくてマジで。そりゃたしかに、私は大物で…

僕の「幸福論」。

HDDにある過去に書いた原稿を探していたら、懐かしい文章を見つけた。今からちょうど4年前、大学で講師をしていた頃に書いたものだ。2015年11月29日、この日は最後の授業。私は学生たちに以下の文章を贈った。 ちなみに私が担当していたのは、雑誌や新聞など…

家族旅行。

一昨日、仕事場でテレビを観ながら原稿を書いていたときのこと。フジテレビ『ザ・ノンフィクション』をやっていた。この番組、名古屋ではO.A.されていない。が、たまに日曜日の昼過ぎとかに再放送されることがあり、何度か見たことがある。たしか、北九州連…

自分らしく。

自分らしく生きる───。 Facebookのイベントページ(主に講演会やセミナー)でこのフレーズをよく見かける。また、本屋に行けば、そんなタイトルの本も山ほどある。 「自分らしく生きる」をテーマとした講演会に参加したり、つい、本を手に取ってしまう人は、…