永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ライカQ2でフラッシュのワイヤレス発光に挑戦。

ライカQ2でたった一つだけ不満があるとすれば、フラッシュ問題だろう。いや、問題というほど問題じゃないんだけど。

キヤノンのボディにニコンのレンズを着けることができないように、フラッシュも他のメーカーのものは使うことができない。正確に言うと、装着することはできても光らなかったり、誤作動をしたりする。

ライカ専用のフラッシュを買えば済む話だが、ライカは何でも高い。フラッシュはいちばん安いものでも8万円ほど。んなもん、買えるかいっ!ちなみに↑写真左端のフラッシュ、Godox V350sは、ライカの純正品とほぼ同じ性能で2万円くらい。実に1/4の価格で買うことができるのだ。

Godox V350sはソニー用でライカとは互換性がない。着けようと試みたが、ソニーはホットシューの形状が異なるため、着けることすらできなかった。

ライカにニコン用やキャノン用のフラッシュを着けて光ったというブログを目にしたことがある。しかし、故障に繋がりかねないため、それも避けたい。そもそもニコン用やキヤノン用のフラッシュも持っていないし。

あ、フラッシュはカメラに装着するのではなく、カメラから離して発光させる。そのためには、電波を飛ばす送信機をカメラに着ける必要がある。写真右上のGodox X1Tsがそれだ。これもソニー用。

で、私が考えたのは、写真上の左側にあるホットシューアダプターで送信機とボディを繋ぐこと。↑こうやって。ただし、これだけだと単にホットシューアダプターの上に送信機をのせているだけになってしまうので、写真上の右側にあるケーブル(オス/オス)でホットシューアダプターと送信機を繋ぐ。

↑こんな感じに。ライカQ2のシャッターボタンを押すと、ホットシューアダプターの底面にある接点から、ケーブルを介して送信機から電波が飛ばされる。送信機とフラッシュは電波で繋がっているから、発光するというわけだ。

ライカQ2にホットシューアダプターで下駄を履かせてGodox X1Tsを装着した全体図がこんな感じ。カッコイイとはいえないけど、背に腹は代えられない。

これでライカQ2でフラッシュのワイヤレス発光が可能となった。ただし、フラッシュの光量がフルオートになるTTLモードでの撮影は不可。光量調節はマニュアルとなる。まぁ、TTLモードはまったくと言っていいほど使わないのでこれで十分。

普段、料理や人物のインタビューを撮影するモノブロックのストロボもGodox。これでライカQ2の活躍の場がさらに広がった。早く仕事で使いたいなー。

↓フラッシュが光る様子を動画撮影しました。こちらも御覧ください。

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