永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

「喋ル。」仕事。

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昨日はテレビの仕事。先週はネットラジオの仕事。今月は私、「永谷正樹、という仕事。」の三本柱の一つ「喋ル。」仕事が2本も入った。

正直、テレビはこのブログでもさんざん悪口を書いてきた。もう、どこからもオファーが来なくなっても構わないという覚悟で書いた。でも、オファーが来た。しかも、私のHPとこのブログを見たと連絡をしてきた。

ええい、この際、名前も出してしまおう。第二制作(株)の南出大輔さんだ。年齢は私とひと回り以上も下の29歳!私が彼の立場だったら、ブログでテレビの悪口を書きまくっているライターなんかにゃ面倒くさいだけである。でも、連絡してきた。その心意気に、ギャラなんて私の中ではもうどうでもよくなっていた。

実際、今まで数多くのディレクターと仕事をしてきたが、彼は間違いなくトップレベルに入る。きっと、どんどん出世して第二制作(株)の看板ディレクターになるだろう。

さて、昨日は17時半に局へ到着して、スタジオ収録からはじまり、19時過ぎにロケへ出かけた。訪れたのは、私のお気に入りの店2軒。で、終わったのが21時過ぎ。テレビカメラの前で話すのは、昔と比べれば、そりゃ慣れてきたけど、収録が終わってから「あれも話したかった」、「これを話すのを忘れた」と、自宅へ帰る車の中で一人反省会。

とくにテレビは本当に限られた時間の中で正確に、かつ面白おかしく話さねばならないので、いつも反省ばかり。その点、やはり、プロのタレントはスゴイ。昨日、収録したのは、テレビ愛知で毎週日曜午後2時30分から放送の『デラメチャ気になる!』。あ、放映日が正式に決まったら、このブログでアナウンスします。

tv-aichi.co.jp

この番組は、はるな愛さんと村上佳菜子さんがMCを努める情報バラエティ番組。私の場合、テレビの仕事はいつもロケばかりだが、今回はスタジオでVを見ながらのトークもさせてもらえた。ロケ芸人からの脱却である(笑)。

2人ともやはり、プロ。場の空気をしっかりと読んで、的確で面白いコトバを紡いでいく。これは原稿を書くのと同じで、ボキャブラリーが豊富でないとできない。「慣れ」だけでは無理なのだ。その力を見せつけられた。まだまだ実力不足だな。もっと、もっと、経験を積まないと。ってことで、またのオファーをお待ちしております(笑)。

youtu.be

冒頭で触れたネットラジオ『IZAKAYA HOTACON ~SHUFFLE ON THE RADIO』は、昨日公開されました。 9分40秒あたりから私が登場します。是非、聴いてやっておくんなまし。

告知。

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たまには告知をさせてくれい(笑)。

本日、夜8時O.A.の『IZAKAYA HOTACON ~shuffle on the radio~』に出演します。

↓視聴はコチラから!

izakayahotacon.wordpress.com

「HOTACON」とは、ラジオのメインパーソナリティー、いや、居酒屋というテイなので、大将か(笑)。大将の保田隼希さんの「ホタ」と彼の本業である土木業、コンクリートの「コン」で「ホタコン」

ちなみに、もう一人のパーソナリティー(バイトリーダー)は、ブログでも紹介したことがある野田典嗣君。今回の出演オファーは、彼からいただいた。

保田さんは、3年前に名古屋青年会議所の会報誌『Maz-motte(マズモッテ)』で、「大名古屋食文化遺産」という連載させていただいたときのご縁。

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↑これは連載第1回目の記事。あ、記事はまだネット上にPDFで残っていると思う。よろしければ、ご覧ください。

www.nagoyajc.or.jp

当時、彼は名古屋青年会議所で広報委員会の委員長を務めていて、私の抱いていたイメージはクソマジメでカタブツ(笑)。しかし、3年ぶりに会ってみると、めちゃくちゃ面白い人だった。

一昨日だったか、彼が行きつけのフィリピンパブのお気に入りの女の子とのツーショット写真(しかも、保田さんは満面の笑み・笑)をインスタのストーリーにアップしてたし(笑)。あー、その写真をここにアップしてぇ(笑)。

 

ラジオの収録後に食事をしながら話を聞いてみると、離婚したそうで、それで何かが吹っ切れた様子だった。それと、名古屋青年会議所を卒業したというのも大きい。ここでは書けないような(笑)、めちゃくちゃ破天荒なことをしているのに、彼は自分の面白さに気づいてないのだ(笑)。

彼の魅力を存分に引き出しているのが、バイトリーダーの野田君。彼のブランディング力というか、プロデュース力は本当にすばらしい!彼のオモテの顔(?)は、創業100年以上の老舗商社『ノダキ』の社長だが、雑誌の編集者にも向いているな。

そんな面白い2人を相手に、私、ナガヤが名古屋の食文化について語りまくりました。本日夜8時、お聞き逃しなく!って、ネットラジオなので、明日でも明後日も視聴できるけど(笑)。

もう一つ、告知。かねてからブログで採り上げてきた「メイク&フォト」イベントを7月25(土)、『三洋堂書店』志段味店様で開催することが決まった。

その名も「三洋堂 夏の『メイク&フォト』イベント 大人は敢えて盛らない ナチュラルメイク」。私たちのコンセプトを汲んでくださって、本当に嬉しく思っている。

その通り、盛りすぎず、レタッチ(PC上での画像加工)もせず、それでもナチュラルな、その人の美しさを引き出すのが、私と山村えり子さんとの「メイク&フォト」なのである。三洋堂さーん、すばらしい広告を作ってくださり、ありがとうございます!

会場は、『三洋堂書店』志段味様の2階にある、広々としたダンススタジオ(※写真はすべて新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言前に撮影したものです)。壁も天井も白いので、“ツヤ肌フォト”にはベストなシチュエーション。

メイクと撮影はお一人様ずつ行います。もちろん、新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮した、三洋堂様が定めたガイドラインに沿った形で開催します。以下にがイベントの詳細になります。

 

日時/2020年7月25日(土)10:00~17:00

会場/三洋堂書店 志段味店
   愛知県名古屋市守山区大字上志段味羽根前67-1
   無料駐車場237台完備

参加費/10,500円(税別)

お申し込み方法等は、こちらをご覧ください。

メイクのプロとプロの写真家による究極のコラボイベントをこの機会に是非、お楽しみください!

オレも悩んでる。

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大学で講義をする際に、

学生たちに

必ず話すことがある。

 

自分は、

専門学校すら

卒業していないこと。

 

つまり、

最終学歴は高卒であり、

入試をクリアしてきた

皆よりも

自分ははるかに劣っている、と。

 

だいたい、ウケる。

苦笑だけど(笑)。

そして、

熱心に耳を傾ける。

 

高卒のバカが、

後先考えずに転職したり、

フリーになったりと、

自分ではできそうにないことを

やっているのである。

 

挙げ句の果てには、

リリーフ・ランキーがライバル、

ときたもんだ(笑)。

 

自分で言うのもアレだが、

そりゃ説得力があるだろう。

 

それと同様に、

「大丈夫だよ」

って励まされるよりも、

「オレも悩んでるんだ」

って言われた方が

救われることもある。

 

老いも若きも、

すべての悩める人々よ、

安心しろ。

オレも悩んでるから。

 

でもな、

悩みながらも、

迷いながらも、

生きていくことは

できるんだぜ。

そりゃ、辛いけどな。

 

オレもな、

オノレの女々しさや

不甲斐なさに

押し潰されそうになるけど、

歯ぁ食いしばって生きてる。

 

安心しろ。

オレも悩んでるから。

ピーク。

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51年も生きてりゃ、

誰だって

「あのとき、

オレは輝いていたなー」

みたいな瞬間があるはずだ。

 

そりゃ、

高校時代や学生時代は

楽しかったよ。

 

でも、

輝いているのとは

ちょっと違う。

 

言い方を換えれば

人生におけるピーク(頂点)。

それをオレは

未だ感じたことがない。

 

これって、いわゆる、

鳴かず飛ばず(笑)。

 

いや、

たしかにそうかもしれないが、

少ーしだけ

言い訳をさせてもらおう。

 

現状に決して

満足してはならない。

満足した瞬間から

堕ちていく。

ずっと、そう思ってきた。

 

だから、

走り続けるしかない。

いや、正しくは

足掻き続ける、だな。

 

ひょっとしたら、

ピークはもう、

訪れないかもしれない。

 

だったら、

いつまでも、しぶとく

生き残ってやるまでさ(笑)。

 

若ぇのからすれば、

「おっさん、

いつまで夢見てんの?」

と、思われるかもしれない。

 

うるせぇよ。

 

おっさんが、

夢見て何が悪い!?

 

テメェのいのちを

燃やして、

燃え尽きるまで、

足掻いて、足掻いて、

足掻きまくってやらぁ。

 

若ぇの、

耳の穴、かっぽじって

よーく聞け。

 

そもそもなぁ、

人生にピークを求めていた

オレがバカだったわ。

 

人生にピークなんて要らねぇ。

っていうか、

生まれて死ぬまでがピークだろ。

今、気がついたわ。

 

イイ大学出たヤツも

バカな大学出たヤツも今がピーク。

 

仕事をしているヤツも

してないヤツも今がピーク。

 

金持ってるヤツも

持ってないヤツも今がピーク。

 

若ぇのも

おっさんもおばちゃんも

ジジイもババアも今がピーク

 

誰もが今、ピークの真っ只中。

 

楽しくなってきただろ?

 

だからな、若ぇの。

燃やすんだ。

いのちの炎を。

 

オレも、燃やす。

息子たちへ。

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昨日は、父の日。

 

普段、親父らしいことは

何一つできていないが、

1年に1回の父の日くらい

偉そうなことを言わせてくれ。

 

息子たちよ、

お前たちが

生まれてきたおかげで

オレの人生は

とても豊かになった。

 

お前たちも

近い将来、実感するだろう。

テメェのいのちよりも

大切な存在ができるというのは、

この上ない喜びであることを。

 

息子たちよ、

もう、とっくに忘れているだろう。

家族の笑顔の中心に、

お前たちがいたことを。

 

オレも、お母も、

じいちゃんも、ばあちゃんも、

お前たちの誕生を、

お前たちの成長を

心から喜んだのだ。

 

息子たちよ、

きっと、実感しているだろう。

オレも、お母も、

お前たちを愛していることを。

 

亡くなったじいちゃんも、ばあちゃんも、

知多のじいちゃんも、ばあちゃんも、

お前たちを愛していたことを。

 

愛されている実感。

生きていく上で、

これに勝るものはない。

 

だから、

お前たちの人生には

何の心配もしていない。

 

自分の力を限定することなく、

思いっきり自由に、

力いっぱい、生きろ。

 

息子たちよ、

幸せとは、

1円でも多く稼いで、

豊かな生活を

送ることではない。

それは結果にすぎない。

 

人に対して、

ものに対して、

ことに対して、

誠を尽くし、

多くの人から、

必要とされる人となることだ。

 

偉そうなことを言ったけど、

オレもまだ志半ば。

迷いながら、

藻掻きながら、生きている。

 

息子たちよ、

オレに追いつけ。

オレを追い越せ。

そして、

オレよりも幸せになれ。

 

親父からの説教は以上だ。

その日が、あなたの記念日になる。

スマホの普及により、写真を撮ったり、撮られたりするハードルが低くなった。とはいえ、プロのカメラマンに写真を撮られることは非日常であるのは間違いない。

人はカメラを向けられると、どうしても身構えてしまう。訓練を積んだモデルや役者でもそれは例外ではない。カメラの前で笑ったり、ポーズを撮ったりするのはあくまでも仕事なのである。

非日常だからこそ、楽しい。例えるならば、高級レストランで食事をするようなもの。頻繁に利用するわけではないので緊張するものの、洗練されたサービスが何とも心地良い。プロのカメラマンに撮られる人の心境はそういう感じだと思う。

メイク&フォトの醍醐味もまさにそれ。女性にとってメイクは日常。メイクのプロにメイクをしてもらうのは非日常。メイクが仕上がったところで、照明機材が並ぶ撮影スペースに移動してもらう。皆、ガチガチに緊張している。モデルや女優ではないのだから、それは無理もない。

「ハイ、笑って!もっと!そう!」と声をかけながら撮影していく。笑顔が出たところで、撮影した写真をカメラのモニターに映して見せる。すると、皆、驚きと喜びに満たされた顔になる。それを何度か繰り返すと、緊張がほぐれて、とてもイイ表情になる。

撮影した写真を入れたUSBメモリを渡してメイク&フォトは終わる。でも、撮影が終わるまでのプロセス、プロのメイクとプロのカメラマンの技術を体感した余韻はいつまでも残る。写真を見ると、また蘇ってくる。それもまた、メイク&フォトの醍醐味である。

結婚記念日や誕生日など「晴れの日」に写真館で撮る記念写真と、記念日でも何でもない日に撮るメイク&フォト。非日常的なのは同じであるものの、私は対極にあると思っている。

写真館が高級レストランだとしたら、メイク&フォトは普段使いの店よりもほんの少しだけイイ店。でも、ホスピタリティは負けない、みたいな。だから記念日でも何でもない日に撮ったことが思い出になる。そんなことを考えていたら、メイク&フォトのキャッチコピーが浮かんできた。

その日が、あなたの記念日になる。

うん、われながら上出来だ。

 

多くの方々が応援してくださったおかげで、私とメイクアドバイザーの山村えり子さんによる「メイク&フォト」イベントを7月に開催します!詳細が決まり次第、このブログやSNSで告知いたします。お楽しみに! 

私には、仕事しかない。

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平凡でツマラナイ人生。あまり信じてもらえないかもしれないが、私は自分のことをそう思っている。先日、リモート講義をした関西大学の学生たちから、「波瀾万丈な人生」とか「壮絶な人生」とか言われたが、私は1ミリもそう思っていない。それはきっと、私がカメラマンやライターという、特殊っちゃぁ特殊な仕事をしているから、その色眼鏡で見ているのだろう。

同業者に限らず、母子(父子)家庭で育ったり、子供の頃に家が貧しかったりして、それをバネに必死で努力してきた人もいる。そういう人こそ、波瀾万丈な人生といえるのではないか。波瀾万丈さ、壮絶さという点で比較したら、私なんぞ逆立ちしても勝てない。

私はというと、両親はお互いにバツイチだが、私と姉は何不自由なく暮らしてきた。決して金持ちではなかったが、親がお金に困っていたようには思えない。いわゆる、普通。ついでに言うと、小・中学校の私の成績も普通。どこにでもいる普通の子供だったのだ。どこで道を踏み外したんだろう(笑)。

編集プロダクションでの仕事も、たしかに大変ではあったけど楽しくて仕方がなかった。たぶん、そこで仕事が好きだという「スイッチ」が入ったのだろう。私は会社を辞めてフリーになったが、それは何も特別なことではない。

フリーとなって間もない頃、食えない時期もあった。でも、女房が働いていたから食わせてもらっていたから、ひもじい思いをしたことがない。

「努力なさってきたんでしょう?」ともよく言われる。今に至るまで努力した覚えはない。ただ、好きなことを好きなだけやってきただけだ。何しろ、楽しいから。考えてみたら、私は仕事ばかりしている。いや、仕事しかしていない。土曜日や日曜日もマトモに休んだことがない。休みたいと思わないけど(笑)。

クルマやバイクなどの趣味に没頭したり、旅行へ行ったりしている人が羨ましく思うときがある。あ、ときどきね。実はあまり興味はない(笑)。旅は仕事でもしてるし。ほら、また仕事の話(笑)。あ、今、気がついた!このブログだって、仕事の話題ばかりだってことを。

朝起きてから、夜寝るまで、考えるのは仕事のことばかり。そんな私から仕事を取ったら、いったい何が残るんだろう。なーんにも残らない。夫としても、父親としても、ダメダメだし。そう考えると、ツマラナイ人間だと思う。

考えてみると、「永谷正樹、という仕事。」とは、本当に便利な言葉だ。私、永谷正樹には仕事しかないんだから。さぁ、明日も明後日も原稿を書かなきゃ。