ある雑誌の取材で大阪へ。同行した敏腕記者がサクサクッとすすめてくださったおかげで午前中に仕事を終えることができた。ってことで、前回の大阪出張と同様に、日本橋にある『き田たけうどん』へ行くことに。
到着したのは、14時近く。平日だったこともあり、並ぶことなく店へ入ることができた。店主の木田武史さんが人懐っこい笑顔で出迎えてくださった。
前回は、「ちく玉天ぶっかけ」を注文したが、今回は温かい麺を食べてみたいと思ったので、「ちく天うどん」に決めた。それに「たまかやくご飯」も付けた。
やはり、驚いたのは麺の美味しさ。コシではないモチモチとした弾力のある食感も心地良い。
以前にこのブログで紹介した岐阜・笠松町『角浅』の店主、金森さんも、「やわらかいのど越しとモチモチとした食感の麺をめざしている」とおっしゃっていた。地域に関係なく、めざすものが同じというところが興味深い。
そして、つゆ。ムロアジベースのダシにたまり醤油を合わせた名古屋の味に慣れた私でもとても美味しく感じた。昆布がしっかりときいた、何とも上品な味わいなのだ。温かいうどんをいただくのは今回が初めてだったが、冷たいぶっかけとはまた違った美味しさを存分に楽しめた。
こちらは「たまかやくご飯」。かやくご飯は大阪のうどん屋さんでよく見かけるが、玉子の天ぷらをのせたのは、木田さんオリジナル。
「どこにもないものを作ろうと思いましてね」と、木田さんは言うが、それ、名古屋人っぽい(笑)。黄身をご飯に絡めて食べるとこれが旨いのなんの。玉子の天ぷらをグチャグチャに潰してご飯に混ぜても旨いだろうなぁ。さすがにできなかったけど。
手が空いたところで木田さんが席まで来て話しかけてくださった。何でも、近々日帰りで名古屋グルメを楽しむのだという。しかも、私が取材した店ばかり。いやぁ、それは嬉しいなぁ。
ここからは、名古屋の人しか理解できない、とあらかじめ言っておく。木田さんが考えたコースは、以下の通り。
昼に四間道のうなぎ店でうなぎを食べる。
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で、駅ホームにある立ち呑み屋で一杯ひっかける。
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大須にある居酒屋でレモンサワーを飲む。
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老舗居酒屋で料理と酒を楽しむ。
よくもまぁ、ここまでしっかりと調べたものだ。もう、完璧なのである(笑)。地元の人でもこんなコースは思いつかないほど。何しろ、面倒くさい地下鉄の乗り換えなし。無駄なく名店の数々を巡ることができるのだ。名古屋へ来てみたいという方は、是非参考にしてください(笑)。
うどんを食べ終わったところで、天ぷらと酒の肴担当の大原さんも交えて撮影タイム(笑)。前回と同様に、ステキな笑顔をカメラに収めることができた。
で、最後はツーショットで。この2人は関西うどん界の名コンビだな(笑)。木田さん、大原さん、ありがとうございました。また、大阪出張の際には寄らせていただきますね。いつか名古屋のディープな店もご案内したいです。名古屋へ来られることがありましたらご一報を。