永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ドレスアップ。

ドレスアップ、といってもオレじゃねぇからな(笑)。先日購入したRICOH GR IIIの話。

以前、初代GRとGR IIIを買ったとき、同時に本革製のカメラストラップなどのメーカー、ULYSSES(ユリシーズ)のボディスーツも注文していた。

ulysses.jp

ボディスーツは、レンズと背面のモニター、シャッター周り以外のボディ全体を覆うため、キズ防止になるし、何よりもカッコイイから。

良いことづくめだが、これが高いのよ。現行のGR III用で16390円!そこそこ良さげなカメラバッグやトートバッグが買えそうな金額なので諦めた。

なにか代わりになるようなモノというか、他のメーカーのボディスーツを探してみることに。amazonや楽天ではヒットせず、AliExpressで見つかった。

cam-inという中国のメーカーのGR III用のボディスーツ。見た目はULYSSESとソックリ。っていうか、訴えられっぞ!というレベル。しかも、ULYSSESにはないカラーバリエーションも。まぁ、私は無難に黒を選んだけど。

価格は8191円。それでも高いくらいなんだけどね。でも、本革っぽいし、ULYSSESの約半額だし。気がついたら、ポチってた。

amazonや楽天と違って、AliExpressは中国から送られてくるので到着までに時間がかかる。今回は、1月1日に注文して、届いたのは1月10日。注文時は1月19日の到着予定だったから、これでも早い方なのだろう。

モノは届いたものの、何せ中華クオリティ。ULYSSESのようにジャストフィットしないかもしれないし、縫製が悪くて糸が解れてくるかもしれない。ドキドキしながら開封して、GR IIIに装着すると、これが見事にジャストフィット。

ほとんどULYSSESと遜色はないが、革の厚みが薄いような気がする。ただ、ULYSSESを使っていた頃は分厚すぎると思っていたので、むしろこちらの方が気に入った。

こちらは背面。ボタンやダイヤルの抜き方もULYSSESとまったく同じ。いや、マジで訴えられっぞ!

カメラは上部と左側のボタンで固定する。カメラを充電するUSBの端子は左側にあるので、ボタンを開ければ充電も可能だ。バッテリー交換はボディースーツを外さなければならないが。

思った以上の完成度の高さに満足した。GR IIIの発売は2019年3月。もうすぐ丸4年立つこともあって、今年にモデルチェンジするという噂もある。が、末永く使っていこうと思っている。

永谷正樹、という会社。4

今月はやたらと打ち合わせが多い。それは、新たに始まる仕事があることを意味するわけで、とてもありがたく思っている。

今日は午前と午後で打ち合わせが1件ずつ。午後からは、高校時代の先輩で税理士のT山さんの事務所へ。今年、私が目標として掲げた法人化の相談にのってもらったのだ。

参考になるかどうかはわからないが、過去3年分の確定申告の書類を持参した。T山さんが見て、この売上では法人化はとても無理だと判断すればそれに従おうと思っていた。いや、心のどこかにそうなってほしいと願っている自分がいた。

しかし、T山さんの判断はそれに反して「大丈夫。これより少なくても法人のところだってあるくらいだから」というものだった。逆に背中を押されたような気分になった。

なぜ、私は法人化をめざすのか。いろいろ理由はあるし、いろいろ思いもある。それらを今はまだ整理することができないが、ハッキリしているのは、オノレの人生をもっとワクワクするものにしたいということ。

フリーランスの立場ではワクワクしないのかというと、そうではない。法人化すると、写真を撮ったり、文章を書いたりという本来の業務以外にもやることは増える。その中には私の大嫌いな経理も。

考えただけでもすごく面倒くさいことばかりだが、それらをやりきったときに、今目にしている光景とはちがうものが見えてくるのではないかと思うのだ。あ、もちろん、法人化するのは、今以上に写真を撮ったり、文章を書いたりしたいというのがいちばんの理由である。今よりももっともっと大きな仕事をするために、法人という社会的信用は必要。今はそう思っている。

とはいえ、法人化に向けてはまだまだ何も具体的には決まっていない。このブログで自分自身の気持ちを整理しながら前向きに取り組んでいこうと思っている。

チャーラーの旅。34

昨日、ルノーへ行った帰りに“チャーラー始め”へ行ってきた。

ルノーは国道22号線、通称“名岐バイパス”沿いにあり、そのまま一宮へ車を走らせた。一宮は、一宮モーニング推進委員だった頃は定期的に通っていたが、最近はずっとご無沙汰だった。一宮にはチャーラーに限らず、わりと良さげな店があるのだ。

一宮の人々は保守的な気質ゆえに、昔ながらの中華そばを出す店も多い。

今回紹介する『三平らーめん』もその一つ。『食べログ』のレビューによると、もともと屋台から始まったらしい。

デフォルトのラーメンとミニチャーハンの「チャーハンセット」、いわゆるチャーラーは830円。ラーメンは変更可能とのことで、その場合はラーメンの代金に+280円。

チャーラー始めということで、ちょっと贅沢がしたくなり、厚切りチャーシューが3枚ものる「厚切りチャーシュー麺」(820円)を選択。

これが「厚切りチャーシュー麺」。具材はほかにメンマと海苔、ネギ。厚切りチャーシュー以外は、まさに昔ながらの中華そば。

まずはスープを飲んでみる。うん、予想通りの味。日本人のDNAに訴えるというのか、慣れ親しんだ味。旨さでいうと、人気のラーメン店の方が旨い。でも、ホッとするんだよなぁ。麺は細麺。これもスープによく合う。

麺の上に鎮座する厚切りチャーシューにかぶりついてみる。おーっ!やわらかい!そして、旨い!1つだけでも十分ボリューミーなのに、3つも!これだけでお腹いっぱいになりそうだ。

店内を見渡すと客層は老若男女さまざまだった。それも納得。このテのラーメンが嫌いな人はまずいないだろう。

これがミニチャーハン。大きめにカットされたチャーシューがゴロゴロ入っている。味はやや薄めだが、ラーメンと交互に食べればちょうどよい味わいに。ここのご主人、なかなかわかってらっしゃる。

私はいつもチャーハンの最後のひと口分は最後に残しておいたチャーシューを食べて、口の中に肉の味が残っているうちにチャーハンを頬張ることにしている。しかし、ここまでチャーシューのボリュームがあると、初っ端からチャーシューとチャーハンの交互食いができる。なんと贅沢な食べ方なんだ(笑)。

しかし、人間というのはワガママな生き物である。ずっと交互に食べていると飽きてくるのだ。そう考えると、チャーラーを堪能するには、やはりデフォルトのラーメンがいちばんということか。やはり、チャーラーは奥深い。

信頼できるエキスパート。

今日は朝イチでルノーのディーラーへ。カングーの車検の見積りをとってもらうためだ。車検は車を朝に預けて、翌日の夕方に引き取りに行くことになる。ホンダのフリードに乗っていたときは、その日のうちに終わっていたと思う。

車検はディーラーでなくても、オートバックスやガソリンスタンドでもやっている。おそらく、それらの方が費用を抑えられるだろう。しかし、外国車、それもクセが強いといわれるカングーだけに、その特性を熟知していて信頼できるところとなると、やはりディーラーしかない。

フリードもずっとディーラーに車検を出していた。あと、半年点検も。フリードに12年も乗ることができたのは、ひとえにディーラーで面倒を見てもらったことだと思っている。

それと、電柱でこすったバンパーのキズと塗装の剥がれは、私が思っていた以上に事態は深刻だった。あ、車そのものがどうこうなるというわけではなく、予算的にという話ね。

「キズの範囲が広いので、補修するよりもバンパーを交換した方が手っ取り早いかもしれません」と、ディーラーの担当者。

と、なると間違いなく10万円以上はかかる。まぁ、補修もそれくらいかあるいはそれ以上かかるかもしれないけど。頭を抱えていたら、

「保険を使うことも考えてはいかがでしょう?」と提案された。すぐに自動車保険でお世話になった友人のN垣君に連絡すると、私が入っている保険は3年契約なので、契約を更新する2年後に保険料は少し上がるものの、10万円を超える場合は使った方がよい、とのことだった。

何だか、背中を押されたような気がした。その線で話を進めようと思う。車検も保険も信頼できるエキスパートに任せよう。私もそういう存在になりたい。

さて、明日は久しぶりにオファーをいただいた写真週刊誌の仕事だったが、今日になって編集担当から延期になったとの連絡が入った。いつ原稿を書こうか困っていたので、かえって都合がよかった。明日は原稿書きに集中しようと思う。

原稿完成。

「連休明けのできるだけ早い時期に原稿を送ってください」

先週金曜日、浜名湖の会員制リゾートホテルを取材したときに会報誌の制作会社の方に言われた。

文字数はそんなにも多くないものの、全部で6軒あるホテル内のレストランで提供されるコースや料理について見出しや写真のキャプションを書かねばならない。

ざっと見積もって丸2日。ということは、連休明けから取り組んで、制作会社へ原稿を送るのは12日(木)の夜。実質13日(金)の朝イチとなる。

「できるだけ早く」と言われた時点で3連休を返上してこの原稿に取りかかろうと思った。そうでないと、とても間に合わない。

で、昨日と今日で原稿を書きまくり、今日の夕方に完成した。いやー、自分で言うのもアレだが、よく頑張った!

しかし、実はもう一つ、途中まで書いている原稿があるのだが、さすがに明日は書くエネルギーがない。午前中にカングーの車検見積もりにルノーへ行かねばならないし。

来週は久しぶりの写真週刊誌の仕事や広告撮影のほか、新しい仕事の打ち合わせが2件とかなりバタバタする予感。それでもなんとか時間を作って書かねば。

でも、明日は少しだけのんびりしよう。ルノーへ行ったついでに何か美味しいものを食べに行こうかな。

牡蠣VSうなぎ。

昨日、浜名湖での撮影が終わったら、浜松まで足を延ばして浜松餃子を食べに行こうと思っていた。

休憩時間中に店を探していたら、弁天島界隈で11月〜3月の間にしか食べられない「牡蠣カバ丼」があることを思い出し、イッキに心を奪われてしまった。

「牡蠣カバ丼」とは、うなぎの蒲焼のタレで焼いた浜名湖産の牡蠣と玉ネギをのせた丼で、以前に取材をしたことがあったのだ。

浜名湖産の牡蠣と聞いてもピンとこない方も多いと思うが、実はかなりレベルが高い。私は名古屋市内で浜名湖産の牡蠣の天ぷらを食べて、その美味しさに驚いた。生食ができないがゆえにマイナーな存在なのだろう。

しかも、「牡蠣カバ丼」を出す店の中には、ドラマ『孤独のグルメ』にも登場した店もあるようで、撮影に同行した丸山と絶対にその店に行こうと決めて、それを糧に仕事を頑張った。

ただ、気になったのは営業時間。「売切次第閉店」とあり、仕事が終わったのは16時半すぎ。現場である浜名湖のホテルから車で3、40分はかかる。

「念のために電話してみたら?」と丸山が言うので、かけてみるとまさかの「本日は終了しました」とのアナウンス……。平日の昼しかダメということなのだろう。

「牡蠣カバ丼」は諦めたが、もう頭の中は牡蠣でいっぱいだし、身体も受け入れ態勢が完璧に整っていた。とても浜松餃子に戻ることはできない(笑)。

そこで、以前に「きんし丼」を食べた湖西市の『炭焼うなぎ 五條』を思い出した。

nagoya-meshi.hateblo.jp

「牡蠣カバ丼」の破壊力に打ち勝つには、うなぎしかないと私と丸山の意見は一致し、車を走らせた。

私が注文したのは、うなぎ半身入りの「うな丼」。丸山は「きんし丼」。で、出てきたのがトップの写真。ちなみにGR IIIのクロップ(50mm)で撮影した。

ここは名古屋と同様に、蒸さずに焼く地焼きだが、タレの味が名古屋とは異なる。さらっとしているのだ。甘くはなく、私好みの味。

着目すべきは焼き加減。皮はパリッと、身はふんわり。炭焼ならではの香ばしさが口いっぱいに広がるのだ。皮と身の間にある脂も甘く、それが染み込んだご飯も旨い。

「やっぱり、ここは旨い!来てよかった!」と、ここでも私と丸山の意見は一致した。あまりの美味しさに「牡蠣カバ丼」のことを忘れるほどだった。

3連休も仕事。

今日の現場は、浜名湖の会員制リゾートホテル。午前中に料理撮影で、午後から取材。今日撮影した写真とこれから書く文章はいずれもホテルが発行している会報誌の春号に掲載される。

春号とはいえ、会員に送付されるのは2月で、写真も原稿も大至急とリクエストされた。ってことで、世間では明日から3連休のようだが、休日返上で原稿を書きまくる予定である。新年早々、忙しく働かせていただけることに感謝しなきゃ。

↑写真は撮影が終わって休憩しているときに外へ出て撮影した1枚。カメラはRICOH GR III。カメラを水平垂直に構えて撮影したのだが、まったく歪んでいないことに驚いた。Lightroomでレンズ補正をかけてもまったく変わらない。これがGRレンズの底力なのだ。余計に愛着が湧いた。

今朝は5時半に起きたのでさすがに眠い。今夜は早めに休もう。