永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

勤勉であれ。

今週は明後日4日(日)まで毎日原稿書き。今日は昨日から書いていた長文の原稿を仕上げて、webメディアの原稿に取りかかることを目標に掲げた。

何とか午前中に長文原稿を書き終えて、午後からwebメディアの原稿を書いて、1/3くらいまで進めることができた。

傍から見れば、それは1日の小さな目標にすぎないだろう。でも、クリアしたことに達成感と喜びを感じている。

そもそも仕事のやりがいとはそういうものではないだろうか。例えば、新卒で入社したばかりの頃は電話の受け答えですらもままならないだろう。上司や先輩から毎日のように注意されていたのが、いつの日からかされなくなった。

それが成長であり、それを実感することが仕事の喜びであり、やりがいだと思うのだ。と、書くと古い人間だと思われるだろうなぁ。でも、それは間違っていないと思っている。

「自分のやりたくないことにそこまでエネルギーを使いたくない」という人もいるだろう。ならば、今すぐ会社を辞めて好きなことをすればよい。私がそうだったように。

仕事は自分の時間の切り売りであるという考え方ほどツマラナイものはない。だって、極論を言えば、それは仕事の時間は自分というものをなくして、ただロボットのように働くということであろう。

仮にやりたくないことであっても、その中にやりがいや目標を見出していく。そうすれば心が豊かになり、人生もまた豊かになる。

この国は資源がない。貧しい国なのである。にもかかわらず、国を豊かにしてきたのは、勤勉という国民性にほかならない。しかし、いつの間にかコスパやタイパがよしとされ、仕事に効率化を求められるようになった。

いや、もちろんそこにやりがいを感じている人もいるだろうが、それは勤勉とは少し意味合いが違ってくる。仕事に一所懸命に励まなくてもよい仕組みを作るのが効率化なのだから。

話が逸れた。日本人から勤勉さを取り上げてしまったら、貧しくなるほかはない。働き改革とやらは日本人のメンタリティには合わないと思う。経営者の端くれである私が言うのもアレだが。

世に出ている人はやっぱり人よりも働いているし、努力もしている。だから運をも引き寄せる。そう思って、私も写真を撮り、原稿を書いている。