永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

心を豊かにする入り口。

私はマイペースな性格だと思っている。ゆえに、誰かに管理されるとペースを乱されることになるわけで、不快この上ない。だからフリーランスになったという面もある。

イライラしたり、腹を立てたりするのは、心にゆとりがないときに起こる。フリーになってからは常に心にゆとりを持つことを心がけている。どんなに忙しくても、いつでも立ち止まることができるようにしておくのだ。

しかし、そんな私のスタイルは、クソ忙しいのに余裕綽々な顔をしているように見えるらしく、友人から「イラッとする」と言われたことがある。

知らんがな(笑)。きっと、そのとき友人は心のゆとりがなかったのだろう。イライラしたり、腹を立てたりするのは決まって心にゆとりがないときである。

心にゆとりがあるから、いろんなことを考えることができる。いろんなものを見たり、聞いたりすることができる。いろんなものを食べたりもできる。

結果として、私がテーマとして掲げた「心が豊か」になるというわけだ。

私は原稿を書いていて、行き詰まると仕事を飛び出してお気に入りの喫茶店へ行く。ランチを食べて、コーヒーを飲んでまったりと過ごすと、心がリセットされて再び仕事に集中することができる。今日もまさにそんな一日だった。

今日は紙媒体2ページの原稿を書いていて、半分の1ページを今日中に書くことを目標とした。ところが、よいフレーズがまったく浮かばず、一向に進まない。そこでいつもの喫茶店へと車を走らせた。

店内のBGMは、ボサノバにアレンジされたビートルズのヒット曲。これがまた心を和ませるのだ。ランチを食べながらスマホで漫画を読んだり、撮影した画像をアプリで加工したりしてのんびりとくつろいだ。1時間は店にいたと思う。

帰宅後、PCへ向かうと焦燥感は消えて、集中することができた。おかげで今日のノルマをクリアすることができた。

心にゆとりを持つことは、心を豊かにする入り口である。