永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ヒマなときこそがチャンス。

やっと、webメディアの原稿を書き上げた。午前中に完成の見通しが立ったため、今日の昼はお気に入りの喫茶店でいつものランチを食べた。

明日は早朝から撮影があり、その後、浜名湖の会員制リゾートホテルで会報誌の撮影と原稿の打ち合わせもあるので、これで心置きなく行くことができる。

本来であれば、今月末を原稿書きの週と決めていたのだが、先週あたりから取材や撮影のオファーが立て続けに入ってきて、原稿を書く日が限られてしまった。長文の原稿2本を3日間で書かねばならない。私は書くのが遅いので、これがギリギリ。

来月は来月で前出の会員制リゾートホテルでの撮影と取材もあるし、料理研究家の長田絢さんからオファーをいただいた広告撮影もある。今のご時世で忙しいのは本当にありがたいことだが、経営者や個人事業主として成長するのはその逆、つまり、仕事がなくてヒマなときだと思う。

仕事がないことを誰かに愚痴ったり、誰かのせいにしたり、忙しい同業者を妬んだりしてしまう。これまで私もさんざんやってきた。仕事がないのは自分の責任なのに他に転嫁するのは最低だ。

いや、それで仕事のオファーが来れば、どんどんやればよいのだろうけど、まぁ、そんなヤツのところには来ないだろう。私が編集者だったら絶対にオファーしないもん。

仕事がないときに私が今も実践しているのは、「仕事を作る」ということ。何も取材へ言ったり、写真を撮ったり、原稿を書いたりすることだけが仕事ではない。仕事場を片付けたり、機材の手入れをしたり、経費を精算したりするのも仕事だ。そういった普段は忙しくてやれない仕事をするのだ。

仕事というものは、仕事をしたい人と仕事を出したい人の波長のようなものが共鳴し合って成立するものだと私は思っている。だから、取材や撮影をしていないときであっても常に「仕事モード」でいることを心がけている。