永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

株式会社つむぐの強み。

明日4月22日から翌23日まで出張のため、書き上げた原稿を送ったり、取材先へアポ取りをしたり、請求書を書いたりして、1日が終わってしまった。

あ、そうそう。今年の夏に開催されるイベントに携わることになり、そのパンフレットに載せるコラムや報道機関に送るプレスリリースも書いた。

私の、というか株式会社つむぐの強みは、メディアの仕事をしていること。だから、株式会社つむぐのライターであり、カメラマンである私が取材してみたくなるようなプレスリリースを書けばよいと思っている。要するに、メディア関係者の「ツボ」を心得ているのだ。

そこらのPR会社とはひと味もふた味も違うのである。

さらには、イベントそのものの企画以外にも、イベントのキャッチコピーやイベントをイメージさせる写真など、PRに必要なツールの制作も請け負うところも強みであろう。

必要ならば、料理研究家や動画カメラマン、デザイナー、タレントなど、株式会社つむぐには優秀なブレーンも沢山いる。イベントの企画やPRにおいて、やれないことはないと断言できる。

ってことで、自治体や飲食関係の組合、団体の皆様からのオファーをお待ちしております(笑)。

 

※写真は、昨夜女房と食べに行った小牧市のあんかけスパ専門店『めりけん堂』のミラネーズ。

旅支度は楽しい。

明後日から島根県松江市へ出張。被写体とシチュエーションを考えて、どんな機材を持っていけばよいのかを考える時間がたまらなく好き。

松江市での取材は料理ではなく、人物のインタビューなので用意した機材は↑こんな感じ。

これまでは大きなクリップオンストロボ2灯と送信機2台を持っていっていたが、昨日のブログで紹介したFlashQ Q20IIに替えたため、バッグの中にゆとりができた。ちなみに写真手前のベージュ色の巾着袋に入っているのがFlashQ Q20II。しかも、2灯。小さいでしょ?

カメラとレンズの列の上に入っているのはライトスタンド。スマホ用のコンパクトで軽量なものを改造した。写真では1本しか入っていないが、もう1本追加する予定。写真奥のスタンドケースには、三脚とアンブレラ2本が入っている。

バッグ前面のスペースは、ブログ用のMacBook12インチとACアダプター、移動時の暇つぶし用のiPad mini、予備のSDカード、名刺サイズのグレーカード、財布、名刺、傘、着替えが入る予定。

ものすごくコンパクトにまとまった。旅支度は楽しい。少なくとも旅の楽しみの1/3は旅支度かもしれない。

スグレモノ。

ライカQ2に使うことができるフラッシュを探していたところ、LightPix Labsという中国のブランドのFlashQ Q20IIという商品が目に留まった。

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オートは付いておらず、マニュアル発光のみだが、光量は1/1〜1/64まで調節できる上、発光部を上に向けて天井や壁に光を反射させるバウンス撮影も可能。電源は単3電池×2本。本体にマイクロUSBの端子がついていて、エネループなどの充電池を入れておけば、USB充電もできる。

それだけでも十分「買い」なのだが、このフラッシュがスゴイのは、本体とホットシューの部分が分離して、ワイヤレスで発光させることができる点だ。

私たちカメラマンは、必ずと言ってもよいほどカメラとフラッシュは離して使う。試しにいつも仕事で使っているライトスタンドに付けてルーセントのアンブレラでテスト撮影をしてみた。

G.N.は20なのでさすがにパワーは弱いものの、感度を上げれば十分使えるレベルであることがわかった。しかも、送信機(ホットシューの部分)1つで複数台の本体を発光させることもできることもわかり、早速もう1灯注文した。

メインカメラであるα7IVと、サブ機のライカQ2にそれぞれ送信機を付けて、2灯ライティングで撮影ができるのだ。

とにかく小さくて軽いので、公共交通機関で移動する際に活躍すると思う。来週月曜日から島根県松江市へ出張なので早速使ってみようと思う。

ライフワーク。

ライターという仕事柄、興味のある人やもの、ことには首を突っ込みたくなる。たとえそれが利益につながらなくてもというのは大袈裟かもしれないが、間違いなくそういう部分はある。

実は、多くの人々に伝えたい!という使命感のようなものはあまりない。ジャーナリストではないからね。それよりも私自身が知りたいという気持ちの方が大きい。私が取材して、書いたものや撮ったものが人々の目に触れて、結果的に何かしらの影響を与えることができたらとは思うが。

たぶん、それがライフワークというものなのだろう。ライターとして、カメラマンとしてオノレのスキルのすべてをぶつけなければならない取材対象がいるというのは幸せなことだと思っている。

毎月1回のペースで取材して、終わるのはおそらく1年以上。長いスパンになりそうだが、全力で取り組もうと思う。

V.I.P.カード。

私が記事と写真を提供しているクレジットカード会社の会員情報誌はブラックカード以上の会員に届けられるが、私自身はブラックカードなんて持っていない。

ゴールドカードも去年法人化したときに作らざるを得なくなって持つようになった。V.I.P.とはまったく縁のない人生を送ってきたのである。

今日、ある会合で中華料理店『龍美』のオーナー、斎藤さんと一緒になった。会合が終わった後、
「あ、そうだ。ナガヤさんにこれをお渡ししようと思って」と、斎藤さん。

それがトップ画像にある黒地に金文字の何やらゴージャスなカード。
「これ、ウチのV.I.P.カードです」とのこと。

何を基準としているのかはわからないが、斎藤さんが認めた人だけに配っているモノだそうで、100枚限定らしい。私のカードには「0062」とある。つまり、62人目のV.I.P.メンバーということになる。

それだけでも特別感はハンパない。では、このカードを店で提示するとどうなるのだろうか?

「いや、それはとくに……。ただ、もらって嬉しいかと思いまして」と、斎藤さん。

厳密に言えば、ドリンク全品が1杯280円になる「得飲カード」と同等のサービスを受けることができるという。

いや、たしかに嬉しいわ(笑)。こういう遊びができる斎藤さんもすばらしい。斎藤さーん!ありがとう!

一蓮托生。

今日は名古屋駅でぴよりんや丼もの、ラーメンなどの撮影。

原材料費や水道光熱費、そして人件費の高騰により、メニューを値上げせざるを得なくなり、盛り付けなどが変わるため、撮影せねばならなくなったのである。

一昨日だっけな。Xでラーメン店のオーナーが有名なラーメン評論家に店で提供している980円のラーメンについて「強気な価格設定」と書かれたことを嘆いてらっしゃった。

新型コロナも明けて、飲食店の客足は元に戻ったと思っている方も多いと思う。しかし、私が取材や撮影で飲食店の方から耳にするのは正直、イイ話ばかりではない。

とくにラーメン店はかなり苦しい状況にある。何しろ、ラーメンを作るのに使うものすべてが値上げされたのだ。小麦粉や油、調味料も、豚骨や鶏ガラ、肉、野菜もすべて。それに加えて、ガス代や電気代、水道料金も上がっている。

さらに人件費も時給1200円払っても人が集まらない。スタッフ不足でランチを休んだりする店も少なくはない。

美味しいラーメンを作ろうとすると、食材を選ばねばならず、それが結果的に原価率を上げることになり、いくら売っても儲からない負のスパイラルに陥る。これでは何をやっているのかわからない。実際に今、ラーメン店の閉店が相次いでいる。

従業員が自分と奥さんだけならまだガマンしようと思うかもしれないが、他に従業員がいたら、経営者として彼らの生活も守らねばならない。

今のこの現状の原因は、この国の政府の無策にあるのは間違いない。何しろ、30年以上も給料が上がっていないにもかかわらず、物価上昇の中で増税している。もう、狂気の沙汰としか思えない。現状を変えるには選挙で「ノー」を突きつけるしかない。

まぁ、それがいつ来るのかもわからないが、私はライターとして取材対象である飲食店の皆様に寄り添い、私で役に立てることがあれば喜んでお手伝いをさせていただこうと思っている。私と飲食店の皆様は一蓮托生なのである。

ライカQ2+大型ストロボ。

今日はテレビ愛知で番組の宣材写真の撮影。1年くらい前に開局40周年記念「全力お祭り月間」というキャンペーンでキャイ~ンの天野ひろゆきさんと天野なな実アナ、長江麻美アナの宣材写真を撮らせていただいたのがご縁で何度かオファーをいただいている。

tv-aichi.co.jp

料理撮影には使わない大型のストロボ(ジェネ)を光源に番組MCとアシスタント2名の計3名を撮影することに。

で、メインのカメラはSONY α7IVで、いつもサブはα9IIだが、サブにライカQ2を使えないかといろいろ考えた。

ストロボをワイヤレスで使う場合、今はカメラに付けた送信機で電波を飛ばして光らせる。少し前は赤外線で、もっと前はカメラに装着したストロボが光るのと同時に光らせるスレーブという方式だった。

ライカQ2を昔ながらのスレーブ方式で使うことにした。問題はライカ純正のストロボはムチャクチャ高いこと。そこでどのメーカーにも使うことができる汎用ストロボを探すと、中国(香港?)製のストロボが見つかった。

このストロボが面白いのは、発光部を分離させてワイヤレスで光らせることができる点だ。なので、分離した発光部を大型ストロボの電源部の近くに置いておけば、シャッターを切ったと同時に大型ストロボも光らせることができるのである。

撮影が始まり、まずはα7IVで撮影し、
「ちょっとカメラを替えまーす」とライカQ2に持ち替えると、
「おーっ、ライカ……Q2じゃないですか!!」とMCの方が食いついてきた。やはり、わかる人にはわかるのである。

おかげで最高の笑顔を撮影することができた。ライカQ2のおかげである。

今週は金融系コンサルの会員情報誌の撮影もあるし、来週も島根県松江市でインタビュー撮影もある。いずれもサブカメラはライカQ2にしようと思っている。