永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

麺屋寄席。

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先日、「麺屋寄席」なるイベントに行ってきた。その名の通り、うどんやそばなどを出す麺類食堂での寄席だ。名古屋市内で2年前から開催されていて、私はリクルートのグルメ情報サイト『メシ通』で取材したこともある。

www.hotpepper.jp

この日、訪れたのは、刈谷市一ツ木町にある『きさん』。店主の都築晃さんとは取材に訪れたのが縁で、飲みに行ったりする仲なのである。

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これは、伏見『大甚本店』へ行ったときの写真。ただの酔っ払いのおっさんに見えるが、うどんやそばに対しては変態的なこだわりを持つ。って、全然フォローになってないな(笑)。とにかく、彼の打つうどんやそばは旨いのである。

「麺屋寄席」は、『きさん』の開店20周年記念イベントとしての側面もあった。10年でもスゴイのに、20年というのは本当にすばらしい。味は言うまでもないが、地元の人々に愛される何かが都築さんの店にはあるのだろう。やはり、ただの酔っ払いのおっさんではないのだ(笑)。

では、あらためまして、都築さん、20周年おめでとうございます!

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これが麺屋寄席のプログラム。約1時間、落語を楽しんだ後、このイベントのために用意しオリジナルメニューをいただくというもの。アルコールも用意されていたが、この日は車だったのでガマン。

落語を披露してくださるのは、名古屋を拠点とする雷門福三さん。彼は大須で『駄菓子バー チャーリーズ』をやっていて、私は10年以上前に『週刊プレイボーイ』の取材でお世話になった。だから、私は雷門福三さん、ではなく、チャーリーさんと呼んでいる。

最近も朝日新聞『DANRO』の取材にもご協力いただいた。

www.danro.bar

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 出囃子とともに寄席がはじまった。福三さんは小咄を交えて自己紹介。その時点で会場は大爆笑。私も声を出して笑ってしまった。

福三さんのネタは、誰かを貶めてとるような笑いではない。瞬発力のある笑いでもなく、ジワジワとくる笑い。ウィットに富んでいて、誰もが心の底から笑ってしまう。

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小咄で会場が暖まると、いよいよ落語のはじまり。驚いたのは、落語の中の登場人物や情景がアリアリと頭の中で浮かんだこと。話術だけではなく、高座で縦横無尽に動く上半身でそれを見事に表しているのである。

これぞ、まさに芸なのだと感動すら覚えた。これはテレビやネット、DVDでは絶対に味わえない。ライブならではの醍醐味なのである。

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落語の後は、都築さんがこの日のために用意した料理を堪能した。↑写真は、宮崎県産の鶏肉を使った「自家製サラダチキン」(左)と、きしめんチップをあしらった「季節の彩りサラダ」(右)。

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メインは「奥三河の地鶏入りいもかわうどん」。愛知県の麺類食堂らしく、つゆはムロアジのだしにたまり醤油を合わせたパンチのある味わい。さらに、そこへ鶏の旨みが染み出していて、コクがハンパない。

平打ち&幅広のいもかわうどんにもしっかりとつゆの旨みが染み込んでいる。噛むごとにジュワッと旨みが広がる。こりゃたまらん!

都築さん、福三さん、楽しい夜になりました。ありがとうございました♪