永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ひとり飯のススメ。(7)

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ブログのアクセス数が下降しまくっている。ブログの記事を毎日24時を目安に更新しているのは、24時間公開していれば、それなりのアクセスはあると思ってのこと。1時間に10人来てくれれば、240人になるし。

ところが、最近では200人を切ることもしばしば。200人を「危険水域」と見ているので、危機感を抱いている。とはいえ、アクセス数を上げんがためにタイトルや内容を考えるのはまっぴら御免。誰にも、何にも縛られることなく、自由に、好きなことを書くのがこのブログの役割である。

まぁ、それだけまだ私の知名度が低いのだろう。読みたくなるような記事を書けば、アクセス数は自ずと増えてくるのだ。そう思っている。

さて、今日も「ひとり飯のススメ」。今回紹介するのは、このブログでこれまで幾度となく取り上げてきた『長命うどん 藤島店』の「うどん」の中華ミックス。別名“う中”。その名の通り、一つの丼の中にうどんと中華そばが入っている。「一粒で二度美味しい」アーモンドグリコ(←懐かしい!)と同様に、「一杯で二度美味しい」のが、このう中である。

あ、知らない方のために書いておくが、つゆは和風だし、名古屋の場合はムロアジがベースのだしにたまり醤油を加えたものになる。早い話がうどんのつゆである。と、なると、中華麺との相性が気になるだろう。私もそう思っていた。

これが抜群に合うのである。とくにコショウをドバドバかけて食べるのが旨い。天ぷらをのせて、つゆに油が染み出すと、もっと旨い。私はいつも大きなかき揚げをトッピングしている。たまに天ぷらを2つも3つも丼にぶち込んで食っている客を見かけるが、つゆが油クドくなりすぎて食べられたものではない。私のような五十路のおっさんは、麺類にのせる天ぷらは1種類が基本だ。

それと、ご覧の通り、う中は、丼の中で中華そばゾーンとうどんゾーンがキレイに分かれている。その様を初めて見た方はどちらから、どうやって食べようかと戸惑いがち。当初、私は伸びやすい中華そばから食べて、飽きてきたところでうどんへとシフトしていく、というパターンだった。で、食べているうちに中華そばとうどんが混ざり合っていくので、最終的にはミックスで食べ終わる、みたいな。

しかし、ある日、そんな食べ方に疑問を感じるようになった。って、本当にどうでもイイ話だな(笑)。でも、ちょっと大真面目に書いてみる。そもそも、う中は異なる2種類の麺を同時に食べられるのがウリのはず。ゆえに、最初から中華そばとうどんを一緒に食べた方が旨いと思ったのだ。

中華そばゾーンとうどんゾーンの境目に箸を入れて、2種類の麺をすくい上げる。そして、一気にすすり込む。うん、うどんのモチモチ感と中華そばのしっかりとしたコシが口の中で一体となる。これがう中の醍醐味である。皆様もお試しアレ。