永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

商売のセンス。

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今日は、愛知県西三河地方の幸田町で取材。帰りに写専同期の丸山と合流して、来週から始まるリゾートホテルでの撮影の備品をホームセンターで買い出しに行った。

目当てのモノを書い終えて、スタバにておっさん2人でお茶。丸山の同級生の息子さんが大学卒業後、どこにも就職せずにフリーカメラマンになったという話題に。

「しかも、忙しそうにしてるんだよ。アシスタントとして下積み時代を過ごしたオレたちと今どきの若いヤツとは発想そのものが違う。相手が大手でも物怖じしないし」と、丸山。

私もアシスタント経験はないし、師匠もいない。大手出版社にも営業へ行き、企画を通して仕事をした。大手広告代理店Dには「私どもは“先生”と呼ばれる方としか仕事をしません」と、門前払いされたけど。ケッ!

今どきの若いカメラマンやライターがスゴイと思うのは、Twitterの自己紹介文に「月収50万円突破」や「目標月収100万円!」といったことを堂々と載せられるほど儲けているということ。しかも、そのノウハウを惜しみなくSNS上で見ず知らずの人に伝えている。

そこまで商売のセンスがあるのであれば、カメラマンやライターでなくても、十分に成功していると思う。いや、むしろ、他の業種の方がもっと儲かるだろう。

私も丸山もどちらかというと、いや、間違いなく商売は下手である。儲けるためにこの仕事をやっているのではない!と言うつもりはない。そりゃ儲かるに越したことはない。

自由に、勝手気ままに生きることを信条としている私は、今の、この仕事しかできなかったのである。それだけの話だ。