永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ちゃんぽん文化。

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兵庫県姫路市へ一泊二日で出張。

姫路には何度か訪れているが、そのたびに名古屋に似ていると感じる。聞いてみると、姫路も製造業が盛んで、関東や関西から出張や転勤で来る人も多いという。

今日、取材へ行った会社の広報の方が

「姫路は戦国時代にお殿様がコロコロ変わったから、いろんな文化が混ざり合っているんですよ」と言った。

今日、お昼に食べた「えきそば」がその最たるものだ。

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これが「えきそば」。うどんのつゆの中に入っているのは中華麺。これが旨いのだ。他にも焼きそばと焼きうどんを皿に盛った、というか、一緒に炒めた「焼きちゃんぽん」なるメニューもあるらしい。

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名古屋はでは、このブログでもたびたび紹介している↑『長命うどん』の「う中」がちゃんぽん文化の代表だろう。台湾ラーメンに使う台湾ミンチをのせた「台湾カレー」もその範疇かもしれない。

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「是非お見せしたいものがあるんですよ」と、広報さんに連れて行ってもらったのが、姫路駅前の「フェスタビル」地下1階にある『姫路 タコピィ』という明石焼きの店。

明石焼きは、だし汁にくぐらせて食べるのはご存知だと思う。ここも例外ではなく、だし汁で味わうのだが、違いは明石焼きにソースを塗るという点。

ソースではなく、醤油なら何となく味は想像できる。だしも醤油も和食に使うものだし。しかし、洋食の調味料であるソースをだし汁に合わせるというのは、まったくイメージができない。

「その食べ方は、もともとお客さんがはじめたんですよ。それがいつの間にか広がっていきました」と、広報さん。

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これが「明石焼き」。ソースを塗ってだし汁にくぐらせる前にそのまま食べてみた。うん。フワフワで旨い。次はセオリー通りにだし汁に浸して食す。うん、これも旨い。

問題はここからだ。ソースを塗って食べてみる。あれ?まったく違和感はない。というか、むしろそのまま食べるよりもこっちの方が美味しい。

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で、ソースを塗った明石焼きをだし汁にイン。あれ?あれれ?これがいちばん旨い!冷静に考えてみれば、ソースのコクにだしの味と香りがプラスされるのだ。

これがちゃんぽん文化である。名古屋人の私にはドンピシャだけど、東京の人はドン引きするかも(←私の偏見です・笑)。

ちゃんぽん文化、バンザイ!