永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

高木さんの写真展。

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カメラに満面の笑みを向けるのは、写真家の高木義昭さん。10年以上前に写専同期の丸山を介して知り合った。

2019年9月、その年は私と女房、高木さん夫妻が結婚25周年の銀婚式を迎えるということで、お互いの夫婦を撮影し合ってお祝いをした。

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高木さんは、名古屋市南区にドッグランを併設したワンちゃん専門の撮影スタジオ『スタジオ ドッグラン』を経営している。しかも、このコロナ禍でも売り上げが伸びているというからスゴイ。

聞いてみると、新型コロナの感染拡大によって外出しなくなり、これを機に家族の絆を深めたいという人が高木さんのスタジオに足を運んでいるという。

あ、ちなみに高木さんの詳しいプロフィールは↓こちら。

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ゲッ!写真を初めて撮ったのは5歳!しかも、当時から被写体はワンちゃんというのがスゴイ。私は14歳のときだから、まだまだ青いな。

そんな高木さんが今、私の住む街で写真展を開催しているので行ってきた。

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写真展のタイトルは、「脳がこわれる 前と後」。何ともおどろおどろしいタイトルだが、高木さんは2018年、脳出血を起こして一命は取りとめたものの、文字を読んだり、書いたりすることが不自由な「失読症」を患うことに。

脳出血が起こったとき、高木さんは丸山に電話をしていた。

「キーボードの字が読めないんですよね」と話す高木さんに異変を察知した丸山は、すぐ119番に電話をして救急車を手配したという。考えたくはないが、発見が遅れたら……カメラマン生命を絶たれたかもしれない。不摂生の手本のような生活をしている私も決して他人事ではない。

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写真展では、脳出血を起こす前と後、それぞれに撮影した写真が展示されていた。パッと見ではわからないが、高木さん自身は、

「脳出血を起こす前と後とでは空間認識能力が違うんですよ」とのこと。それでもきっちりと撮影できているのは、シャッターを切るタイミングやファインダーを覗いて構図を組む力が身体に染み付いているからだろう。

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それは、脳出血から復活した後も毎日毎日ワンちゃんを相手にシャッターを切りまくっているからにほかならない。日によってはカメラの代わりにペンを持ってライターになる私は決して高木さんに追いつくことができない。

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写真展の入場は無料。しかも、来場された方には、もれなく高木さんが撮影した写真を使って制作したシオリがもらえる。

北名古屋市での写真展は、4月10日(日)までだが、12日(火)〜18日(月)まで三重県桑名市長島町にある『ドッグパーク ナスポ』(長島スポーツランド内)でも開催される。興味のある方はぜひ。

高木さん、本日はありがとうございました!高木さんのご活躍に感化されまくりでした。私も頑張ります!!!