永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

長男のチャンネル、あるいは概念。

人にはチャンネル、あるいは概念というものがある。その人のチャンネル、あるいは概念に存在しないものは、その人にとって存在しないのである。わかりにくいかもしれないが、今回のブログはそんな話。

世間では今日からGW。実は1日くらいは女房とどこかへ出かけようと思っていた。

いつものように私と女房、そして長男と夕食を摂っていたときに、ふと思った。

「そういえば、3人で出かけたのは、もう何年も前。あと何回出かけることができだろうか……。というよりも今年行かないと、来年にはもう長男は家に居ないかもしれない」と。

しかし、25歳にもなって親と一緒に出かけるのは、さすがに抵抗があるだろう。ダメ元で、

「GW中、3人でどこかへ行かないか?」と、私が言うと、長男は嫌がる素振りをまったく見せず、自分の予定を教えてくれた。

さらに、行き先の候補を話すと、自らスマホでいろいろと調べてくれた。親が言うから仕方なく付き合うというのではなく、ノリノリなのである。

こんなことは他にもあった。

前にもブログに書いたかもしれないが、繊細で神経質な次男が

「あー、5月病になりそう……」と呟いている横で長男は、

「5月病って何?」と言い放った。これも長男の中に5月病というチャンネル、あるいは概念が存在しないことが露呈した。

また、長男は私の両親や女房の両親、つまり長男からすると祖父母にとても可愛がられた。だから、長男の中には「祖父母=やさしい」というチャンネル、あるいは概念しかない。

長男が大学1、2年の頃に付き合っていた彼女は祖父母と一緒に暮らしていて、祖父母は孫である長男の彼女にとても厳しかったようで、

「◯◯(彼女の名前)のじいちゃんとばあちゃん、超コワい。オレ、やさしいじいちゃんとばあちゃんしか知らない」と話したことがあった。

GWに家族で出かける話に戻そう。長男の中には「親と出かける=恥ずかしい」というチャンネル、あるいは概念は存在しないのだ。

ってことで、GWは3人で出かけてきます♪