永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ホタル。

長男、女房と一緒に奥三河へ行ってきた。

長男の目的は言うまでもなく、虫捕り。私と女房は温泉とホタル観賞。

道の駅「つぐ高原グリーンパーク」で長男を降ろして、私たちは温泉へ。そして再び長男と合流してホタルを見に行った。

道の駅の近くを流れる川の方へ行くと、ホタルのやさしい光がチラホラ。前に来たときよりも数が少なくなっているのは少し寂しかったが、見ることができただけでもヨシとしよう。

ホタルを眺めながら、子供たちが小さかった頃、家族で岐阜の八百津町へホタルを見に行ったときのことを思い出した。

驚くほど多くのホタルが飛んでいて、子供たちの小さな掌にホタルが止まって羽を休めていた。そのときの嬉しそうな顔を私は一生忘れない。あっ、そうそう。出かける前、長男は

「ホタルを捕まえる!」と息巻いていたのに、実際にホタルを目の当たりにすると、

「捕まえるの、やめた」と呟いた。ホタルの儚い光で優しい気持ちになったのだ。

長男はホタルに限らず虫から多くのことを学んだと思う。いや、今もなお学んでいる最中なのだろう。

今日はとても楽しかった。今年の夏、機会があれば、もう1回長男と出かけたい。