長男が26歳で、次男は来月23歳。
2人とも仕事を持ち、立派に自立している。
世間的に見ても社会人であり、大人である。
しかし、親からすれば、いつまでも子どもなのだ。
今でも幼かった頃の子どもたちの姿を
昨日のことのように思い出す。
それは決まって屈託のない笑顔。
いったい、何がそんなに嬉しいのだろう。
きっと私や女房、父母が
いつも自分を見て笑っていたからだろう。
子どもたちはいつも家族の笑顔の中心にいた。
初めて笑ったとき。
初めて寝返りをうったとき。
初めて立ったとき。
初めて歩いたとき。
初めて「パパ」、「ママ」と言ったとき。
子どもたちの成長が何よりも嬉しかった。
次男はすでに家を出ているが、
そんなに遠くはない将来、長男も出ていって
女房と2人の暮らしが始まる。
でも、子どもたちが与えてくれた
親としての喜びだけで
私も女房も生きていくことができる。
それだけ子どもの存在はありがたく、
尊いものなのである。