永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

現場にはお宝が隠されている。

今日と明日、来週の火曜日と水曜日の4日間で某月刊誌の取材をすることになっている。で、初日の今日は、旧知のシェフの店へ数年ぶりに再訪した。

そのシェフとは2016年に人を介して知り合い、お店のHPの撮影をさせていただいたのがはじまりだった。料理への情熱や技術、センスだけではなく、シェフは経営者としての手腕も確かなものだった。

それを面白おかしく話すので、私はライターとして、カメラマンとしてすっかりシェフに魅了されたのだった。

今回、たまたま某月刊誌の企画がシェフの店にぴったりだったため、声をかけたところ取材を快諾してくださった。

そして、今日、店を訪れるとシェフは久しぶりの再会をとても喜んでくれた。

例によって、料理へのこだわりがハンパなく、それをまたシェフは面白おかしく話すのだった。おかげで面白い原稿が書けると取材の時点で確信した。

これ!これが私はやりたかったのだ。それを再認識した。

シェフによると、紙媒体の取材は本当に久しぶりで、今いちばん多いのはテレビとネットの取材だという。

「昔、取材に来てくださったライターさんやカメラマンさんはどうしてるのかなぁって」と、シェフ。

以前、別の店のご主人から、最近のライターは現場(店)に来ず、電話かメールのやりとりで記事を書いているという話を聞いた。効率を考えると、その方がラクだし、交通費などの経費も抑えることができる。

しかし、現場でしか伝わらないこともあるし、何よりも楽しい。取材が楽しいから、私はカメラマンやライターの仕事をしているのだ。

しかも、今回の取材で別の企画を思いついた。これも現場に足を運んだからこそ。現場にはお宝が隠されているのである。

 

※写真は、今日のお昼に食べた『長命うどん』の「う中」+「ちくわ天」。今日は寒かったので、身体が暖まった♪