永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

記憶の改竄。

3年前の出来事に対して、ああだった、こうだったと主張された。

私自身、まったく身に覚えがなかったものの、当人ではなく第三者を通して聞かされると、つい自信が揺らいでしまう。

幸いなことに私は毎日ブログを更新している。該当する時期に書いた記事を確認してみると、やはりその主張は間違っていることが明らかになった。

とはいえ、私自身も主観で書いているため、仮にそれが事実であっても相手はまったく異なる捉え方をしているかもしれない。それだけ人の記憶というものはアテにならない。それは重々承知している。

そうなると、第三者にどちらの主張が正しいのかを判断してもらうしかない。いや、正しいというのは正確ではないな。私も相手も自分が正しいと思っているのだから。第三者から見て、どちらの主張に整合性があるのか、ということになるのかな。

そもそも相手は時期も間違っている。私はその日の出来事をブログに記事をアップしているため、間違いないと断言できる。しかし、相手は物事を有利に進めたいがために記憶を上書きしたのだろう。

それを責めるつもりはない。私も逆の立場であればそう主張するかもしれない。自分にとって都合の悪い記憶はいち早く忘れようとする。いわば、それは防衛本能ともいえる。人はそういう風にできているのだ。

記憶は改竄される。それも、自分の都合の良いように。