永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

無視。

駐禁やスピード違反などのキップを切られ、罰金の納付を無視。すると、ある日突然、自宅に警察官が訪れて逮捕されるというシーンをテレビで見たことがある。

本人はイキって無視していても、結果的にツケが大きくなって返ってくるという典型的な例である。借金返済の催促を無視し続けて、雪だるま式に利息が膨れ上がるのと同じことだ。

良識のある人だったら、絶対にそんなことはしない。しかし、信じられないことに世の中にはそんな不届き者が実在する。相手に損害を与えたにもかかわらず、2年半以上にわたってただの1度も話し合いに応じることもなく無視。

繰り返すが、本人はイキっているつもりかもしれない。でも、それは現実から逃げているだけ。カッコ悪いったらありゃしない。しかも、それなりに社会的ステータスがある人物だから余計にタチが悪い。

「聞いてない」、「知らない」では済まされないこともあるし、こちらには「伝えた」という証拠もある。現実を直視すれば、逃げられないということはすぐにわかるはず。それでも無視するというのは、いったいどんなメンタルを持っているのか。

端的に言うと、子供なのである。幼いのだ。心が。親の大切にしているものを壊してしまい、親もそのことを知っていて、いつ謝りに来るのか待っているものの、一向に来ない。叱られるのが怖いから。きっと、これまでそんな感じで生きてきたのだろう。

悪いことをしたら謝る。4、5歳の子どもでもできることができない大人がいることに腹が立つよりも心底呆れ果てている。そんな輩が子育てをしたら、会社を経営して従業員を教育したら……。この国の劣化は止まらないだろうな。

※写真はいつもの喫茶店でいつものランチ。久しぶりの訪問。明日はチャーラー祭りに参戦する予定