あまり言いたくないし、考えたくもないのだが、年末だし?私の年齢のことに触れよう。
来年、私は55歳になる。同世代が大企業の社長だったり、政治家だったりするのも珍しい話ではない。
世間的に見たら、完全にオトナである。若いヤツからすると、完全におっさんだろう。
私自身は、高校生くらいから頭の中はあまり変わっていないと思っている。きっと、同世代の皆様もそうだと思う。
ただ、身体は老いがきていることは否定できない。でも、あまりそこに引っかかってしまうと、気持ちまで老けてきそうなので意識しないようにしているが。
世間も私をオトナとして扱うので、さらにオトナとしての自覚を深めてしまう。いや、実際にオトナなんだけど、そこを逆らいたい。わかるかなぁ。
カメラマンとしても、ライターとしても、30年やっていれば、世間ではベテランといわれる。間違ってはいないけど、それを認めたくない自分もいる。
ベテランといわれるほど技術やセンスが追いついていないことが自分でもよくわかっているからだ。だから抗いたい。
断っておくが、別に若く見られないわけではない。見られるわけがないんだから。55歳という年齢に抱いていたイメージが今の私自身の姿と乖離しすぎているから違和感があるのだ。
いちばん恐れているのは、おっさんにありがちな「自分こそが正しい」という凝り固まった考えになることだ。それが老害につながっていくのではないか。
それを防ぐには、多くの人と会って、いろんな話を聞くことだと思う。
コロナ禍から3年間、仕事以外で誰かと会うことはほとんどなかった。これでは考え方も凝り固まってしまう。
来年は積極的に飲みに行ったり、食事へ行ったりしようと思う。リアルな友人の皆様、お付き合いください!