永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

町おこし。

今日は、町おこしグルメの打ち合わせで岐阜県某市へ。これは料理評論家の長田絢さんが市の特産品を使った料理のアドバイスを行っていて、私はメニューの撮影とコピーライティングを担当させていただくことになったのだ。

写真撮影はノープロブレム。しかし、コピーライティングはいつもとは勝手が違う。取材をして書く部分や資料を参考に書く部分はあるものの、それは全体からすれば微々たるもの。今回のいちばん大きな業務は、この町おこしプロジェクトのメインタイトルの提案である。

「プロジェクト」は内に向けたフレーズなので、町に来てくださるお客さんにPRできるものでなくてはならないし、メインタイトルを基にプロジェクトが展開していく。もはや、これはコピーライティングの仕事ではなく、町おこしのプロデューサーがやるべきことではないのか。

ただ、私も一宮市の『一宮モーニング』や、幸田町の『幸田消防カレー』に携わってきた自負がある。オファーをいただいたからにはしっかりとやらせていただく。

さて、今日行われた打ち合わせには、市の観光協会の方や市内の飲食店の方が集まり、活発な意見交換が行われた。その町で生まれて、今も暮らしている人たちが真剣に町のことを語り合う場の雰囲気が私は大好きだ。是非とも、このプロジェクトを成功させて、ともに喜び合いたいと思っている。

次男の歴史。

いよいよ、カウントダウンがはじまった。

今春、大学を卒業する次男が就職のために関東で一人暮らしをするのだ。実家を出るのは、2月上旬。もう、1ヶ月もない。

女房は家財道具を選ぶ相談にのったりしているが、私に何かできることはないのか。

とりあえず、関東へ行く前に2人でメシを食いに行くことになった。次男が大好きな焼肉。それも、高級焼肉。

でも、メシは食べたらお終い。それも寂しい。私に何かできることはないのか。

今日、何気なくPCのHDDを見ていたら、次男の写真を見つけた。これだ!

すべてのHDDから次男が映っている写真を引っ張り出して、セレクトした。最近撮影した家族写真も使って、フォトブックを作ることにした。

赤ちゃんの頃は、まだフィルムを使っていたので手元にはないが、保育園くらいの頃の写真は見つかった。カメラを前に無邪気に笑う次男の写真を見ていたら、心が和んだ。

思えば、私は長男よりも次男を沢山撮っている。カメラを向けると、面白い顔をするし、気分がのらないときは思いっきり嫌な顔をするから、撮っていてすごく楽しかったのだ。

写真は被写体となっている人の歴史そのものである。それは次男も例外ではない。

あどけない、子供らしい表情を浮かべる幼少期からはじまり、カメラを向けても1ミリも笑わない思春期を過ぎて、大人へと成長しつつある現在の次男が記録されている。

いやー、本当に、本当に大きくなったなぁ。次男よ、私の息子として生まれてきてくれてありがとう。

チャーラーの旅。35

今日は、所用で隣町の小牧市へ行ったので、ついでに『しな㐂』に立ち寄って昼食を摂ることにした。

『しな㐂』は、ここ小牧市の他、江南市や大口町にもあり、昔ながらの中華そばが人気の店だ。セットメニューも充実していて、好きなラーメンに+330円で天津飯や中華飯、日替わりの丼などを付けることができる。

チャーラーの旅。なので、やはりここは炒飯をセレクト。ってことで、私が選んだ麺は、厚切りのチャーシューが3枚のる「Aラーメン」(790円)。ちなみに5枚のるのが「Oラーメン」(990円)。AやOって何の略だろう。いくら考えてもわからない。まぁ、どうでもイイか。

これが「Aラーメン」。湯気がイイ感じでしょ。余談だけど、この写真はiPhone 11 Proで撮影。条件が揃えば、iPhoneでもこんなキレイに撮れるのだ。

具材は厚切りチャーシュー3枚とメンマ、そして、たっぷりのネギ。レンゲでスープとネギをすくって飲んでみる。熱々のスープに浸されて甘味が出たネギがやたらと旨い!

麺は細めの縮れ麺。これがスープと絡んでこれまた美味しい。ちなみに麺の大盛は、たったの70円。大盛りにすればよかったと少し後悔したほど。

しかし、厚切りチャーシューのボリュームがハンパないので、やはり並盛にして正解だった。チャーシューは赤身が多く、形をギリギリ保っている状態。口に入れるとホロホロと崩れていく。うーん、旨い!

これがチャーハン。ご飯茶碗1杯よりもやや少なめくらい。具材は、チャーシューとネギ、ニンジン、卵。そして紅ショウガが添えられている。

味付けは塩・コショウベースだが、複雑な味わい。シャンタンや味覇っぽい調味料を使っているかもしれない。食感はしっとり系。以前に江南店で食べたときは、パラパラだった。しかも、作り置きのものを再度炒めた感じだった。しかし、ここのはきちんと作ってあるのが伝わってくる。

ラーメンのスープとチャーハンの相性も抜群に良い。チャーシューをおかずにチャーハンを食らうという贅沢も味わえる。

前回紹介した『三平らーめん』では、厚切りチャーシューとチャーハンの組み合わせに飽きてしまったが、今回は合間に紅ショウガをつまんだら、それが箸休めとなって最後まで飽きること亡く食べることができた。

そうそう、このセットにはデザートも付くのだ。アップルかな。フルーツ味のゼリー。これがしょっぱ辛くなった口の中をリセットさせてくれる。

ご馳走様でした。

年賀状。

早いもので、年が明けて2週間以上が経つ。

新年の挨拶もひと通り済ませたということで、今年の年賀状を拙ブログの読者様に公開しよう。

年賀状に書いたのは下記の文章。

 

私、永谷正樹は、ver. 3.0/コードネーム

シン ナガヤ

にアップデートしました!

 

新年あけましておめでとうございます。

カメラマン兼ライターとしてガムシャラに突っ走ってきた20代から30代がver. 1.0。

取材のテーマを「食」と「人」に決めた30代から40代がver. 2.0。

そして、今年54歳となる私は、20代の情熱と、30代の機動力、40代の思考力のすべて兼ね揃えたver. 3.0/コードネーム「シン  ナガヤ」にアップデートしました!

ますますパワフルになった永谷正樹にご期待ください!

本年もよろしくお願いいたします。

令和5年 元旦

 

情熱と機動力、思考力がすべて兼ね揃っているわけがないんだけどね(笑)。老いを認めたくない50代の強がりですよ(笑)。

今年、私が掲げたテーマは、アップデート。写真や文章のクオリティを上げるのは言うまでもなく、人としても、男としても、もっと成長したい。フリーランスから法人化するのもアップデートだろう。仕事もプライベートもすべてにおいてアップデートしたい。

あっ、年賀状には「アップデートしました!」と、過去形で書いてあるではないか(笑)。あっ、どうも、シン ナガヤです(笑)。

と、いうことで、今年もよろしくお願いいたします。

ご無沙汰。

 

あー、今日もよく働いたぁ。予定通り、『PARTNER』の原稿を書き終えた。これでひと息つくことができる。

今月はなぜかご無沙汰だったところからのオファーが多い。

一つは、写真週刊誌。あ、有名人のスキャンダル的な仕事ではないですよ(笑)。

いわゆる企画モノの撮影を依頼されて、今週の前半と後半で市内を2箇所ほど巡って写真を撮ってくる予定。

もう一つは、女性週刊誌。年末にカラーの情報ページの撮影で動いたが、今回は違うページ。取材を担当するライターさんから年賀状が届き、そこに「近々撮影をお願いするかもしれません」とあり、実際にオファーをいただいたのである。

そのライターさんと一緒に仕事をするのは実に4年ぶり。取材の帰りに世間話をしていて、とても楽しかったことを覚えている。今から楽しみだ。

明日は午前中にカングーの車検と、バンパーの修理。車検は1泊2日か2泊3日で終わるものの、バンパーの修理は時間がかかるようだ。ディーラーによると、2周間、ヘタをすれば3週間……。

しかも、車検の費用を聞いて驚愕。ホンダ車の頃よりも10万円以上高い!輸入車に乗るというのはそういうことなのだ。いいよ、別に。それだけ稼ぎゃイイんだから。バンパーの修理もかなり高額。なので、保険を使うことに。すでに保険会社には連絡済み。

ってことで、ライトスタンドや三脚など車に積みっぱなしの機材をカングーから仕事部屋に運んだ。

ちなみに、代車はルーテシアらしい。ま、カングー以外のルノー車はまったく興味がないんだけど。どうせならトゥインゴがよかったな。ルーテシアはカングーよりも背が低いのでなれるまでが大変そうだ。

午後からは名古屋駅でスイーツの撮影。で、一旦帰宅して、夕方から写真週刊誌の撮影で再び名古屋市内へ。明日は撮影二本立てである。車検代を稼ぐために頑張らなくっちゃ。

心を豊かにする入り口。

私はマイペースな性格だと思っている。ゆえに、誰かに管理されるとペースを乱されることになるわけで、不快この上ない。だからフリーランスになったという面もある。

イライラしたり、腹を立てたりするのは、心にゆとりがないときに起こる。フリーになってからは常に心にゆとりを持つことを心がけている。どんなに忙しくても、いつでも立ち止まることができるようにしておくのだ。

しかし、そんな私のスタイルは、クソ忙しいのに余裕綽々な顔をしているように見えるらしく、友人から「イラッとする」と言われたことがある。

知らんがな(笑)。きっと、そのとき友人は心のゆとりがなかったのだろう。イライラしたり、腹を立てたりするのは決まって心にゆとりがないときである。

心にゆとりがあるから、いろんなことを考えることができる。いろんなものを見たり、聞いたりすることができる。いろんなものを食べたりもできる。

結果として、私がテーマとして掲げた「心が豊か」になるというわけだ。

私は原稿を書いていて、行き詰まると仕事を飛び出してお気に入りの喫茶店へ行く。ランチを食べて、コーヒーを飲んでまったりと過ごすと、心がリセットされて再び仕事に集中することができる。今日もまさにそんな一日だった。

今日は紙媒体2ページの原稿を書いていて、半分の1ページを今日中に書くことを目標とした。ところが、よいフレーズがまったく浮かばず、一向に進まない。そこでいつもの喫茶店へと車を走らせた。

店内のBGMは、ボサノバにアレンジされたビートルズのヒット曲。これがまた心を和ませるのだ。ランチを食べながらスマホで漫画を読んだり、撮影した画像をアプリで加工したりしてのんびりとくつろいだ。1時間は店にいたと思う。

帰宅後、PCへ向かうと焦燥感は消えて、集中することができた。おかげで今日のノルマをクリアすることができた。

心にゆとりを持つことは、心を豊かにする入り口である。

面接試験と撮影と空腹。

今日は午前中にリモートで新規案件の打ち合わせ。新規案件というのは、あるwebメディア。月イチのペースで連載のお仕事をいただいたのである。

制作会社の方とは数回zoomで話したことはあったが、今日はwebメディアを運営する会社の方との顔合わせだった。てっきり制作会社の方1人と、もう1人か2人くらいかと思っていたが、フタを開けてみると8人くらいいらっしゃった。

ぶっちゃけ、まるで面接試験のようで少しビビった(笑)。まぁ、最終的に笑わせたのでクリアしたということだろう。知らんけど。

いやー、それにしても名古屋で食を扱う数多くのライターの仲からよく私なんぞを選んでくれたものである。私は誰かのように(?)上品で高尚な文章なんて書けないし、テレビや講演に引っ張りダコのメジャーな存在でもない。

にもかかわらず、私を選んでくださった方はおそらく、いや間違いなく変態……いや、いや、言葉を選ばなきゃな。えーっと、相当クセが強いと思う(笑)。でも、絶対に後悔はさせない。「ナガヤに頼んでよかった」、「またナガヤと仕事がしたい」と思っていただけるように努力する所存である。

で、今日の午後からは金山にオープンしたばかりの店でメニュー等の撮影。時間は13時から。事前にカット数が少ないと聞いていたので昼食を食べずに行った。撮影に2時間かかったとしても15時。少し遅いけど金山なので空いている店はあるだろうと思ったのだ。

ところが、現場へ行ってみるとカット数は膨大な量に。照明もその都度変えなくてはならず、撮影枚数は1000枚オーバー。終わったのが16時半すぎ。タイミングよく制作会社の方から連絡があったので「聞いてないよぉー!」とダチョウ倶楽部的な抗議をしたら、「どこかで穴埋めはします」とのこと。まぁ、いつもお世話になっているからイイんだけどね。

それにしても腹が減った。昼食というかもはや夕食である。腹ペコのときに何を食べれば満足をするのだろう。そんなことを考えた。まず、ラーメンやうどんなどの麺類は却下。パンは論外。やはり、米をかっ喰らいたい。と、なると丼ものか。

17時前にやっている店を検索すると、天丼のチェーン店『天丼 てんや』がクリティカルヒット!で、上天丼のご飯大盛をオーダー。

やっぱり、空腹に丼ものはキクね。うん。なんかね、米をかっ喰らったら血糖値が上がったのか、身体がポカポカしてきた。さっきまで足の爪先が冷えていたのに暖かくなった。米のパワー、スゴイ。

ってことで、今日は家での夕飯はなし。今、1000枚以上の画像処理をしている最中。何とか今日中に終わらせたい!