永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

史上最強の中華屋ラーメン。

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原稿書きの仕事が続くと、お昼くらいは外へ出たくなる。そこで、『食べログ』で以前からチェックしていた店へと車を走らせた。

目当ての店は、名古屋市西区中小田井にある『中華 蒼天(そうてん)』。

tabelog.com

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昔ながらの町中華というよりは、今どきのスタイリッシュな店構え。

『食べログ』の事前チェックによると、ここの「ラーメンランチ」は、醤油ラーメンと小鉢、白ご飯のセットだが、追加料金で白ご飯を炒飯に変更することができるとあったのだ。つまり、チャーラーだ。

店内に入ると、8割方席が埋まっていた。幸いなことにカウンターが空いていたので、そちらへ案内された。よし、ここまで順調だ。ところが、メニューを見て驚愕。「ラーメンランチ」はあるものの、メニューの欄外に

「白ご飯から炒飯への変更は諸事情により中止しました」とあるではないか!もう、テンションはダダ下がり……。仕方がないので、「ラーメンランチ」を注文することに。チャーラーの旅。でも何でもない。これではフツーのランチではないか。

7、8分ほど待って料理が運ばれた。まずはその内容から紹介しよう。

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これが、醤油ラーメン。チャーシューとメンマ、ネギのシンプルな一杯。中華屋のラーメン、それもランチだからこんなものだろう。

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これが小鉢。内容は日替わりのようだ。この日は油淋鶏。

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で、白ご飯。大盛は無料とのことだったので、遠慮なく大盛に。

しかし、ラーメンは見たところ、おかず的ポテンシャルは低そう。と、いうことは油淋鶏のみでこの大盛ご飯を片付けねばならないのか……。「大盛無料」というフレーズに対する私の弱さが露呈してしまった(笑)。

もう、この時点で炒飯は食べられないわ、ご飯の量は失敗するわで完全に戦意喪失。って、何の戦いだ(笑)。ところが、予想もしていなかったことがこの後に起こった。

中華屋の、それもランチのラーメンと高を括っていた醤油ラーメンが旨すぎるのである!とくにスープ。だしの奥深さといい、醤油の風味、バランスといい、どれをとっても完璧。もちろん、麺との相性も最高だった。

前にも書いた通り、具はチャーシューとメンマ、ネギのみだが、これ以上何も要らないと思うほど。ここにモヤシやコーンが入っていたら台無しになる。もう、これだけで完成された形なのである。

これまで数多くのチャーラーを食べ歩いた私が断言する。ここの醤油ラーメンは、中華屋のラーメンにおいて間違いなくトップクラスである、と。そうなると、どうしても炒飯が食べたい。この醤油ラーメンと炒飯が合体したら、いったいどんな世界が目の前に広がるのだろう。

こうなれば、夜に行くしかない。近々行こうと思っているので、報告を待つべし。