永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

スガキヤラーメンは「名古屋めし」ではない?

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名古屋めしを観光資源として地域経済を活性化させることを目的として、愛知県と名古屋市、名古屋商工会議所、愛知県観光協会、名古屋観光コンベンションビューローが設立した『なごやめし普及促進協議会』。

nagoya-meshi.jp

この「なごやめし公式サイト」に「なごやめし」の定義が書かれている。

みそかつ、手羽先、ひつまぶしなど名古屋及び近郊で広く受け入れられ、愛されてきた地域独特のメニューで、家庭や飲食店で広く食されているものです。(後略)

と、あるが、サイトにはスガキヤラーメンについての記述が一切ない。

名古屋の中華料理店では定番メニューになっている台湾ラーメンとは違って、スガキヤラーメンはスガキコシステムズという企業の商品である。ゆえに、県や市が立ち上げたプロジェクトに入れるのは利益誘導につながるから。おそらく、それが理由だと思う。

いかにもお上らしい発想である。が、スガキヤラーメンは「名古屋及び近郊で広く受け入れられ、愛されてきた地域独特のメニューで、家庭や飲食店で広く食されているもの」であるのは間違いない。きっと、名古屋人が10人いたら、10人がスガキヤラーメンを名古屋めしとして認識しているだろう。

私が初めてスガキヤラーメンを食べたのは、小学校へ入学する前の5、6歳の頃だったと思う。名古屋市西区にあったダイヤモンドシティという、今でいう複合商業施設の中にスガキヤがあった。

今のような店の造りではなく、通路と店は暖簾で仕切られていた。席はカウンター席だけだったような記憶がある。店の隣には、今は名古屋駅新幹線地下街「エスカ」にある「よしだきしめん」があって、前を通るとだしの匂いが立ち込めていたのも覚えている。

好き嫌いが多かった私もスガキヤラーメンは好きだった。家族で訪れていたのが、中学・高校になると、友達と行くようになった。そして、結婚して子供が生まれると、再び家族で訪れた。名古屋人ならそんな思い出を共有できるはずだ。

お上が何と言おうが、スガキヤラーメンは「名古屋めし」である。