永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

スガキヤのチャーハン。

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今さらながら、『スガキヤ』でチャーラーを食べた。「チャーハン」(350円)があるのは、一部店舗のみ。近所の店では見かけなかったのだ。4、5日前に千種のイオンへ立ち寄ったときに、フードコート内にある『スガキヤ』で見つけたのだ。

『スガキヤ』にチャーハンが登場したのは、昨年の夏くらいだったと思う。「へぇ」とは思ったが、強烈に食べてみたいとは思わなかった。なぜなら、厨房で炒めているわけでもないだろうし、味も何となく想像できたからだ。

今回は、ネタに行き詰まって(笑)、いや、興味範囲で注文してみた。ボリュームはベストセラーである「五目ごはん」を想像していた。きっと、量的に物足りないだろうと。プラス100円で大盛りにできるが、味的にハズレたら取り返しのつかないことになってしまう。だから、ラーメンの方を大盛りにした。

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ちょっとチャーハンに触れる前にラーメンについて苦言を呈したいと思う。千種イオンのフードコート内にある『スガキヤ』は、アルバイトの若い男性が1人で店を切り盛りしていた。注文を受けるのも、調理するのも、提供するのも1人。つまり、ワンオペである。

そのため、提供されるまでに時間がかかった。しかも、ご覧の通り、麺もノビノビ。飲食のアルバイトは募集をかけても集まらないことを理解してはいるが、側から見てもキツそうだった。『スガキヤ』の人事担当者の方は是非ご一考を。

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チャーハンに話を戻そう。五目ごはんと比べてかなり量があった。中華料理店の半チャーハンよりもやや多めくらい。ラーメンを大盛りにしたのは失敗だった。おまけにノビているし(笑)。

まぁ、今回のメインはラーメンではない。チャーハンである。そのチャーハンが美味いのかそうではないのか。読者の皆様もそこが気になるところだろう。では、私の感想を述べさせていただこう。

予想していた通り。その一言に尽きる。直火で炒めた旨さ!なんてものではなく、ストレートに言うと、レンチンクオリティ(笑)。

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具材は、チャーシューと卵、ネギのチャーハンにおける三種の神器。でも、味付けは冷凍チャーハン以上でも以下でもない。たしかにパラパラの食感ではある。それもレンチンが為せるワザなのではと。

では、このチャーハンはスガキヤラーメンに合うのか?これも微妙。そもそも、ラーメンに強烈な個性があるわけで、スガキヤのカレーもそうだが、フツーの味のものを出したところで合うわけがない。

ただ、『スガキヤ』には、私のような50過ぎのおっさんも来れば、幼児も来る。名古屋イチ客層の幅広い店なのである。だから、チャーハンにしろ、カレーにしろ、開発するにあたって、ピンポイントにターゲットを絞り込めないという事情もあるのだろう。

だいぶ辛口になってしまった。でも、これが偽らざる私の感想。ラーメンと一緒に注文するサイドメニューは、やはり、五目ごはん一択だな。