永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

最後の外食ランチ。

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単行本のメインとなる部分の取材をほぼ終えて、本格的に原稿執筆がスタートした。

雑誌やwebメディアの記事の場合、語尾が「○○である」、「○○だ」のことが多い。このブログも同様だ。

ところが、今回の単行本は「○○です」、「○○ます」という語尾。取材した内容をわかりやすくまとめるのでさえ悪戦苦闘しているのに、丁寧語に変換する作業も伴って、遅々として進まない。

「できる範囲で頑張ります」というスタンスでは、とても乗り越えることができない。限界を超えたところにゴールがあるような気がする。

そこで、単行本の完成まで、とことん自分を追い込むことにした。

まずは、昼食。いつもは気分転換に外へ出かけて昼食を摂っていたが、今日から原稿完成の見通しがつくまでのしばらくの間、それをやめることにした。1分1秒も時間が惜しいのだ。

ってことで、昨日は最後の外食。何を食べようか考えまくった結果、息子たちがいない夜に女房とたまに食べに行く『めりけん堂 小牧店』のあんかけスパが頭に浮かんだ

赤ウインナーとベーコン、ハムがどっさり載った「ミラネーズ」を食べる気マンマンで向かったものの、入口前にあったボードを見て、あっさりと気が変わった。

そこに書かれたのは日替わりランチの内容。赤ウインナーとベーコンのあんかけスパとハンバーグ、ライス、サラダにドリンクまで付くのだ。

あんかけスパにライスって、どうよ!?と思われるかもしれないが、ハンバーグをおかずにすれば、ノープロブレム。

何よりも、脂肪と糖の塊のようなあんかけスパを単体で食べると背徳感を覚えずにはいられない。でも、この日替わりランチは山盛りのサラダがそれを和らげてくれる(笑)。

あー、こんな楽しいひとり飯も今日からはできないのかぁ……。でも、原稿完成が最優先。追い込まれて、追い込まれて、追い込まれて、追い込まれて逃げ場を失ったとき、私はウルトラ集中力を発揮する。

頑張るぜい。