永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

理想のチャーラー。

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某webメディアからオファーをいただき、生まれてはじめてレシピ記事を書くことになった。私が料理を作って、そのプロセスや食べた感想などをレポートするというもの。

ちなみにレシピは料理研究家のセンセイが担当する。さすがに私にはそこまではできないからね。

編集部から送られてきたレシピを見ると、わが家にはない調理器具を使わねばならないことがわかった。ってことで、今日は某ホームセンターへ買い出しに行くことに。

お昼時だったので、その前に昼食を摂ることにした。どこで食べようかと某ホームセンターの近くでググると、少し距離はあるものの、以前に訪れて美味しかった中華料理店がヒットした。

そこは町中華というよりも、もう少しカジュアルにした「ファミリー中華」と言った方がよいかもしれない。ここのチャーラーがかなり美味しかったのだ。いつか記事にしようと思っていたが、時間が経ってしまったので再訪することにした。

ランチメニューの「炒飯+ラーメン」、いわゆるチャーラーは、770円。麺と飯はそれぞれ+100円で大盛りにできる。空腹だったこともあり、炒飯を大盛りにして注文した。

厨房から中華鍋を振る音が聞こえてくる。否が応でも期待感が高まる。5分ほど待って目の前に運ばれたのが、↑トップ画像のチャーラー。

ラーメンは、チャーシューとメンマ、モヤシ、ネギ。一方、炒飯は、チャーシューとハム、ネギ、卵、グリーンピース。いずれもいたってフツー。いや、王道中の王道。

しかし、ラーメンも炒飯も私の理想にかなり近い。あ、もちろん、旨いのは言うまでもないが、味でいったら最近のラーメンの方がはるかに美味しいと思う。チャーラーに求めているのはそこではないのだ。

子供の頃に食べたことがあるような懐かしさだったり、店の雰囲気だったり、店の人や居合わせた客の表情だったり。

読者の皆様はご存知かもしれないが、私はweb版『おとなの週末』で「ニッポン“チャーラー”の旅」という連載を担当させていただいている。記事はすべてアポ無しで勝手に店へ行って食べて、勝手に書かせてもらっている。

が、この店はきちんと取材を申し込んで、しっかりと話を聞きたくなった。どうなるのかは記事の公開を待ってほしい。乞うご期待!

さすがに大盛りの炒飯はかなり量が多かった。夜までお腹が空かず、夕食は抜きにした。